掲載事例
2022年12月号
企業事例研究
ホームセンターの運営株式会社グッデイ
代表取締役社長 柳瀬 隆志
会社を変えたければ、 経営者自ら アクションを起こせ
「第一回日本DX大賞」を受賞した株式会社グッデイ(福岡市博多区)。今や国内有数のDX(デジタルトランスフォーメーション)企業として広く知られる同社だが、かつては、「社内メールの禁止」「ウェブサイトは不要」、「数字は見るな、勘が鈍る」……など、社内にはデジタル不要論が覆っていたという。いったい、そこからどのようにして「データドリブン経営」を軌道に乗せたのか―。
ホームページはこちら飲食サービス有限会社親和商事
代表取締役社長 倉橋 篤
「喜びを共有」し 熊本の豊かさを発信
「熊本郷土料理 青柳」を経営する親和商事(熊本県熊本市)は「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の二〇二一年審査委員会特別賞を受賞するなどその経営が高く評価されている。だが、かつては部門間のいさかいが絶えなかった。三代目の倉橋篤社長が進めた職場改革とは―。
ホームページはこちら逆境!その時、経営者は・・・
産業用粉体機器の開発等アシザワ・ファインテック株式会社
代表取締役社長 芦澤 直太郎
老舗を蘇生させた、 四代目の決断
二〇〇〇(平成12)年に四代目に就任した芦澤直太郎氏は、創業一〇〇年を機に大改革に踏み切った。社員全員を一度解雇し、再雇用・新創業したのだ。その背景にあった逆境との闘いを振り返る。
ホームページはこちら2022年11月号
企業事例研究
金属及びプラスチック製品の試作並びに量産設計・制作・販売等株式会社菊池製作所
代表取締役 菊池 功
その「出会い」が、 人生を大きく変える
菊池さんなら何とかしてくれる―。そんな信頼の積み重ねの末に確立した「一括一貫体制」によって飛躍を遂げてきた菊池製作所(東京都)。蓄積した経営基盤と知見を生かし、今ではスタートアップの支援事業を推し進める。根っこにあるのは、「出会いには人を、会社を変える力がある」という、菊池功社長の揺るぎない信念だ―。
ホームページはこちら縫製機械等の製造販売株式会社アックスヤマザキ
代表取締役 山﨑 一史
地に足を着けて ミシンの裾野を広げる
ミシンといえば、かつて「一家に一台」あるものだった。しかし、令和になったいま「現役で使っている」家庭はどのくらいあるだろう?„斜陽産業〝の声に負けず、アックスヤマザキは丁寧に市場のヒアリングを行い、眠っていたニーズを喚起している。
ホームページはこちら逆境!その時、経営者は・・・
ゴミ屋敷片付けや部屋の片付け清掃の専門会社株式会社まごのて
代表取締役社長 佐々木 久史
逆境の時こそ、 焦らず爪を研げ!
「ゴミ屋敷」と呼ばれる物件の特殊清掃に特化した同社。首都圏では業界ナンバーワンの実績を誇っているが、ここまでの歩みは決して順風満帆とは言い切れない。会社倒産、夜逃げ、「便利屋」―波乱万丈な人生を過ごしてきた経営者が語る〝逆境下での教訓〟。
ホームページはこちら2022年10月号
企業事例研究
とうふ製造販売株式会社染野屋
八代目染野屋半次郎 代表取締役社長兼CEO 小野 篤人
そこに愛があれば、 会社は必ず変わる
低価格競争に飲み込まれ、豆腐業界を取り巻く環境は厳しさを増す一方だ。そのなかで奮闘を続けるのが老舗豆腐メーカーの株式会社染野屋(茨城県取手市)である。伝統製法に立ち返ったとうふづくり、独自の販売戦略で活路を見出した、八代目染野屋半次郎こと小野篤人社長の経営哲学に迫る。
ホームページはこちら管工機材と住設機器の販売三興バルブホールディングス株式会社
代表取締役社長 長﨑 洋也
脈々と受け継がれる 創業者のDNA
三興バルブホールディングスは、配管機材などを取り扱う専門商社。「なんでも揃う」をモットーとし、豊富な在庫と即納体制により九州ではトップシェアを誇る。その経営の根幹にあるものとは―。
ホームページはこちら逆境!その時、経営者は・・・
獣害防止ネットシステムなどの開発製造近江屋ロープ株式会社
取締役会長 野々内 達雄
「暖簾を捨てる覚悟」 で拓いた突破口
江戸時代から続く老舗企業が、バブル崩壊後の環境変化で長い売り上げ低迷に……。八代目は社員たちを守るため、卸専業からものづくりにかじを切った。一人もリストラすることなく、V字回復を成し遂げるまでの闘いの軌跡―。
ホームページはこちら2022年9月号
企業事例研究
缶パーツ等の製造販売株式会社ヒロハマ
取締役会長 廣濵泰久
お客様が喜ぶ顔を 見せるとき 社員が目を輝かせて 働いているとき
〈いったい、自分は何のために会社をやっているのか―〉。それまで、万年業界二位に甘んじていた「ヒロハマ」(東京都墨田区)だが、この一点の気づきを導きの糸にして会社は変わり、シェア6割を誇る業界トップになった。紆余曲折を経ながら培ってきた、廣濵会長の〝わが体験的経営論〟。
ホームページはこちら果物・野菜などの農産物の卸販売株式会社丸勘山形青果市場
代表取締役社長 井上周士
独自の流通システムで 農業と食を支える
バブル崩壊以降、全国の青果卸売市場では取扱量、取扱金額とも著しい減少傾向にある。そのなかで丸勘山形青果市場は、直接生産者から荷を集め、直接販売店に卸すという独自の仕組みで、山形県随一の取扱高を誇るまでになった。なぜ、生産者からも販売店からも〝丸勘〟が選ばれるのか―。
逆境!その時、経営者は・・・
住宅リノベーションのデザイン設計・施工、インテリアコーディネートなど株式会社Panoma
代表取締役会長 葭野一恵
私の経営者人生は 逆境から始まった
弟の病を機に家業が危機に瀕し、事業を継いだ一人の女性がいる。売り上げ二三億円減の苦境に立たされながらも三年で見事黒字化。そして昨年には下請け仕事の約七割を手放す覚悟を決めた―逆境を乗り越え、さらに挑戦する女性経営者の姿に迫る。
ホームページはこちら2022年8月号
企業事例研究
繊維素材の企画・製造及び自社ブランド事業、合成樹脂の着色・コンパウンド加工等三星グループ
代表取締役社長 岩田真吾
"ありがとう"の循環の中に 「次の一〇〇年」の種がある
世界のラグジュアリーブランドが熱い視線を送る生地メーカー「三星グループ」(岐阜県羽島市)。ウール素材中心のユニークな生地づくりを支えるのは、一三〇年を超える歴史の中で培われてきた有形無形の財産である。五代目を引き継いだ岩田真吾社長が考える「サステナブル経営論」とは―。
取材・文 中之町 新/撮影 亀山城次
逆境!その時、経営者は・・・
2022年7月号
企業事例研究
「山田うどん食堂」等運営、綿製品、総菜などの製造・卸山田食品産業株式会社
代表取締役社長 山田裕朗
「埼玉のソウルフード」は こうしてつくられた
こだわりの食材を使い、尖った味を追求しつつ、他店との差別化を図る―。凌ぎを削る戦いが繰り広げられる外食業界において、「特徴がないのが特徴」と独自路線を突き進む「山田うどん食堂」。いまや、多くの人々に親しまれている〝家庭の味〟は、いったいどのように受け入れられていったのか。
取材・文 中之町 新
撮影 富本真之
各種金属の企画・設計・制作株式会社水谷製作所
代表取締役社長執行役員 水谷 宏
"お客様第一"を貫く、 小さくても強い会社
水谷製作所は〝モノづくりのまち〟東大阪市にある金型メーカーだ。浮沈の激しい業界でありながら、創業以来一度も赤字になったことがない。「小さくても強い会社」づくりの秘訣を水谷宏社長に聞いた。
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
竹島水族館の運営蒲郡市竹島水族館
館長 小林龍二
「何もない」を 創意工夫で武器に
施設は古く、水槽を見て回るだけなら一〇分もかからない。来館者数は一二万人まで落ち込み廃館寸前だった水族館が、わずか八年で四三万人にも上るV字回復を遂げた。復活の源泉となったのは、「何もない」という弱点を逆手に取った若手館長たちの創意工夫だった―。
ホームページはこちら2022年6月号
企業事例研究
ケーブルの製造販売、医療用チューブの製造販売、食品の生産販売金子コード株式会社
代表取締役社長 金子智樹
「何ができるか」より、 「何をしたいか」を
昭和期には多くの家庭で見かけた黒電話。電話本体と受話器とを繋ぐコードの製造を祖業に持つ金子コード(東京都大田区)は、コードレス電話、携帯電話の普及といった外部環境の激変に直面するたびに柔軟な発想力で新規事業を開拓してきた。その「挑戦の風土」に宿る同社のDNAを追った―。
取材・文 中之町 新
撮影 富本真之
有機農業及び環境保全型農業の普及指導株式会社マルタ
代表取締役社長執行役員 鶴田諭一郎
明日の農業をつくり、 持続的発展を目指す
化学肥料や農薬をできるだけ使わずに育てた、安全で健康に役立つ農産物を供給したい―。そんな使命感から生まれた株式会社マルタ。産地と食卓をつなぐ担い手として、さまざまな壁を乗り越えてきた同社の軌跡とは。
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
肌着・衣類などの製造・販売ワシオ株式会社
統括本部長 鷲尾 岳
「人」のおかげで 会社が成り立っている
独自の技術を誇る肌着メーカーが、時代の波に呑まれ、経営危機に陥った。改革に立ち上がったのは、未来の三代目だった。経費の徹底削減、価格の適正化などによって一息ついたとき、コロナ禍という次の逆境が……。
ホームページはこちら2022年5月号
企業事例研究
透明石鹸・化粧石鹸・スキンケア製品の製造販売松山油脂株式会社
代表取締役社長 松山剛己
常に自ら考え、 「主体性」を発揮できる 会社をつくりたい
家業に戻った松山剛己社長は、大手石鹸メーカーの下請けビジネスからどうやれば抜け出せるかを模索していた。提案型のOEMで小さな成功を重ね、満を持して開発した自社ブランドは徐々に知れ渡り、いまでは多くのファンを獲得するまでになった。丹念につくる、そのつくり手の思いを伝え続けてきた松山社長の経営哲学に迫る。
取材・文 中之町 新
ビリヤード用品の販売製造・輸入販売株式会社エンヴィジョン
代表取締役社長 平岡正人
ビリヤードを通じ “成長する楽しさ”を 世界に広める
「KAMUI(カムイ)」ブランドのビリヤード用品を製造販売するエンヴィジョン。現在、その取引先は世界六〇カ国に及ぶ。ニッチなマーケットで世界企業になった背景には独自の経営観に基づく戦略があった。
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
自動車部品の組立、塗装、梱包東和組立株式会社
取締役社長 林佳寿彦
目の前の危機が、 「社員一丸」を生んだ
半世紀の歴史で初の赤字に転落した子会社。その再建のため、親会社から出向したのが現社長だった。そこから行った、全社員からの傾聴、徹底した「見える化」などが、会社を、社員の意識を変えた。ピンチを契機とした社内改革の物語―。
ホームページはこちら2022年4月号
企業事例研究
公共事業株式会社小田島組
代表取締役 小田島直樹
わくわくドキドキを創る 建設会社でありたい
従来の固定観念やしがらみにとらわれない事業展開や働き方改革を次々に推し進め、いま注目を集めているのが株式会社小田島組(岩手県北上市)である。自社を"業界のファーストペンギン"と称し、陸奥から発信し続けてきた小田島直樹社長の地方創生戦略―。
取材・文 中之町 新
測量、施工管理、外壁診断、構造物点検、システム開発、機器販売などクモノスコーポレーション株式会社
代表取締役社長 中庭和秀
”測れないものを 測る“技術で 新しい価値を創造
工事測量の分野で3次元(3D)計測を日本で最初に導入したクモノスコーポレーションは、土木・建築の維持管理だけでなく、災害シミュレーションや文化財の保全など新たな分野に事業を広げている。根底には、社会に貢献したいという中庭和秀社長の強い思いがある。
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
地域コミュニティ紙の発行など有限会社もしもし
代表取締役 五来恒子
創業の思いを受け継ぎ 地域の人々の心を つなぎ続ける
伝統あるコミュニティ情報紙が直面した苦境。紙媒体の斜陽に、コロナ禍による広告激減が拍車をかけたのだ。会社を両親から受け継いだ二代目は、デリバリー事業への挑戦で起死回生を図る。そこから生まれた、「地域の絆」再生の物語。
ホームページはこちら2022年3月号
企業事例研究
食産業全般の機械設備の企画・開発・製造・販売株式会社ニッコー
代表取締役 佐藤一雄
お客様の困り事にこそ、 商機がある
自らもエンジニアである、株式会社ニッコー(北海道釧路市)の佐藤一雄社長は、加工機械のオーダーメードを展開するニッチ戦略で、独自のポジションを築いた。その源泉には、創業者の父から受け継いできた地域貢献の志と、変化をいとわないチャレンジ精神がある。
取材・文 中之町 新
葬儀業株式会社スズソウ
会長 鈴木孝治
葬祭業から 〝安らぎ創造業〟へ
葬儀はいまや家族葬が主流になっている。その家族葬の先駆的な葬儀社が名古屋市にあるスズソウだ。同社は小規模家族葬に特化するとともに、事前相談や介護から納骨、永代供養まで手がけ、地域住民に真の「安らぎ」を提供する存在になっている。
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
金属熱処理業朝日熱処理工業株式会社
取締役会長 村田 茂
事業を続けるには 社長に復帰 するしかない!
万全を期して臨んだはずの事業承継。それが創業以来最大の赤字につながり、倒産の危機に……。会長が社長に復帰し、懸命に経営を立て直した。逆境を乗り越え、見事、二度目の承継を果たした軌跡。
ホームページはこちら2022年2月号
企業事例研究
ふりかけ、混ぜご飯素材等食品加工三島食品株式会社
代表取締役会長 三島豊
良い商品を作り、 良い売り方で売れば、 企業は永続できる
いまや全国区となった「ゆかりⓇ」シリーズをはじめとする独自の商品展開で、後発メーカーでありながら、ふりかけ業界に旋風を巻き起こしてきた三島食品(広島市)。創業者である父の教えを受け継ぎ会社を成長発展させてきた経営の原理原則とは―。
取材・文 中之町 新
撮影 手島雅弘
試薬および科学工業薬品の開発・製造販売佐々木化学薬品株式会社
代表取締役 佐々木智一
チーム経営に転換し 次世代にとって 「価値ある会社」へ
カリスマ経営者だった先代の後を継いだ佐々木智一社長は、「チーム経営」へと大きく舵を切った。それは「価値ある会社」づくりの第一歩だった
取材・文 中山秀樹
逆境!その時、経営者は・・・
エステティック、化粧品、補正下着、健康食品販売株式会社テルズ&クイーン
代表取締役社長 鈴木一輝
社員たちとの絆が 大きな力になった
一三億円の負債を抱え、倒産危機に陥った同社。その困難を跳ね除けたのは、「一緒に働く仲間を置いて自分だけ逃げられない」と社長を引き受けた鈴木氏の思いと、六代目社長についていくという全社員の覚悟だった―。
ホームページはこちら2022年1月号
企業事例研究
グローバルカーライフテックサービス株式会社ファーストグループ
代表取締役社長 藤堂 高明
町の車屋さんが 課題解決企業になる日
顧客管理システムとマーケティング・オートメーションを組み合わせたプラットフォーム「カーズマネージャー」を構築し、自動車業界に新風を吹き込むファーストグループ。廃業寸前の工場を次々に再建してきた藤堂高明社長の〝第二創業〟に懸ける思いとは―。
ホームページはこちら信号・電気通信工業業、道路交通システム業株式会社シンコーワ
代表取締役会長 古市光明
人が辞めていく 会社から 人を育てる会社へ
シンコーワは交通信号機の設置や保守、設計を中心に道路交通システムを幅広く行う会社だ。創業者の古市光明会長は会社を東海エリア・トップクラスに育て、業務従事者が誇りを持って働けるよう「交通信号工事士」の資格制度も創設した。グループ売り上げ一〇〇億円を目指す同社の人を育てる経営とは―。
ホームページはこちら逆境!その時、経営者は・・・
金属製品製造株式会社ワイ・エス・エム
代表取締役 八島哲也
仲間たちの言葉で 社長としての 覚悟が定まった
先代社長の急逝により、二〇代で経営を任された二代目。自己破産まで考えた逆境を乗り越え、自社ブランド照明が海外で高く評価されるまでになった。その逆転劇を支えたものとは―。
ホームページはこちら