掲載事例
2008年12月号
企業事例研究
- 製造業
- 株式会社あみだ池大黒 代表取締役会長 小林林之助
「老舗」に学ぶ― しなやか&したたかな経営
「暖簾」は創り直していくもの あぐらをかくことなく“日々是新”
1805年(文化2年)に創業して以来、さまざまな新しい味を工夫し続けてきた。なかなか歯が立たない「岩おこし」、ほんのり炒り胡麻が香る「粟おこし」、ピーナツ入りの「福おこし」、三色の味の「福の花」......。今年、米寿を迎える小林会長に、老舗菓子店の経営の知恵を伺った。
- 製造業
- 株式会社タニサケ 取締役会長 松岡浩
会社を好きになれば、能力を100パーセント発揮できる
社員数38名の「株式会社タニサケ」は、「ゴキブリキャップ」を主力商品に、年商9億円、経常利益率は創業以来連続して20パーセンを超える実績を誇っている。“日本一の知恵工場”といわれる本社工場に松岡会長を訪ね、その秘訣と経営哲学を伺った。
2008年11月号
企業事例研究
- 製造業
- 司牡丹酒造株式会社 代表取締役社長 竹村昭彦
「老舗」に学ぶ― しなやか&したたかな経営
「伝統」は変化しながら、新しい価値を求めていく
多くの老舗企業に見られるように、「司牡丹」400年の歴史にも幾多の荒波が打ち寄せた。それらを乗り越えて、今日の地位を築き、新しい日本酒文化の提案に挑戦する“源”には、“中興の祖”と呼ばれる竹村源十郎の魂が息づいている。
- サービス業
- 社会福祉法人千成会 特別養護老人ホームひょうたん村
村長 前田盛雄
ここが“地域の宝物”になるしかない
栃木県宇都宮市に、ユニークな取り組みを続ける特別養護老人ホーム “ひょうたん村”がある。老人福祉の理想を実現するために、これまで培ってきた経営手腕を発揮し、非営利事業に経営感覚を融合させながら、斬新な取り組みを進めている前田盛雄村長に伺った。
逆境!その時、経営者は・・・
- 不動産業
- 株式会社アース 代表取締役 橋本雅志
何のために経営するのか―私はこれに答えねばならない
ふだん、いかに理念が重要かを口にしていながら、結局、目の前の借金に心を奪われていただけではないか、という反省から、お客様の家づくりの「想いをカタチに」することに全力を尽くそう、と努力に努力を重ねてきたことが、いまやっと報われつつある。
2008年10月号
企業事例研究
- 製造業
- 有限会社明珍本舗 第五十二代 明珍宗理
「老舗」に学ぶ― しなやか&したたかな経営
「こだわり」と「商い」の“職商人”精神を燃やせ
世界遺産の姫路城、播州播磨の平野のもと、今も毎日1,500度の鉄を1キロの鎚で打つ音が聞こえる鍛冶屋がある。第52代鍛冶師、姫路藩お抱えの甲冑師の子孫、明珍である。はて、今日は何を打っているのか。どうして創業の技術を生かしてものづくりの長寿を続けるのか、その秘訣に迫る。
- 製造業
- 石原金属株式会社 会長 石原昭/代表取締役社長 石原譲
自分が心を高めた分だけ会社は伸びる
1957年(昭32年)、徳島市で伸銅品問屋として産声をあげた石原金属は、その後、ステンレス商社へと変容を遂げ、昨年創業50周年を迎えた。半世紀にわたる歩みのなかで、主体的に課題と取り組む社員が育っていた。その証が「ありがとう50プロジェクト」の大成功だった。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 上野電子株式会社・コスモ株式会社 代表取締役 上野政巳
たらいには、たらい分しか水は入らない
突然の不渡りにあい、家族と会社に生命保険を残すために自殺を決行した社長は、期せずして生き残り、その後、いかにして立ち直り、リーダー教育にまい進するようになったか。
2008年9月号
企業事例研究
- サービス業
- 株式会社俵屋旅館 代表取締 佐藤 年
「老舗」に学ぶ― しなやか&したたかな経営
利潤を“度外視”したときに初めて利潤が得られる
こぢんまりした玄関に一歩足を踏み入れると、優しさが漂い、客室に案内されるままに深まって、当宿を去ってからも残り香に包まれる。江戸中期創業の“俵屋の不思議”は、どのように培われてきたか。
- 飲食業
- 株式会社壱番屋 創業者・特別顧問、
NPO法人イエロー・エンジェル理事長 取締役社長 宗次徳二
苦労して、苦労して、一筋の道を歩んでいくと、いつか必ず成功する
“ココイチ”の愛称で親しまれている「カレーハウスCoCo壱番屋」は、カレー専門店として全国で1,000店舗を超えた。その成功の背景には、大反省を経て骨の髄まで沁み込んだ「お客様第一主義」の精神と、徹底した改善への努力があった。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 株式会社イー・ケー・エス 代表取締役 工藤桂一
“信用”という財産が最大の苦境を救った
順風満帆で進んできた父の会社が倒産。幼き日から「父の後を継ぐ」と思いつづけてきた息子は、新会社を設立して父の“リターン・マッチ”に挑んだ。離陸への苦難の道のりを支えたものは何だったか―。
2008年8月号
企業事例研究
- 製造業
- 株式会社半兵衛麸 代表取締役会長 第11代目半兵衛 玉置辰次
「老舗」に学ぶ― しなやか&したたかな経営
伝統とは、守るものではなく、潰していくもの改革していくもの
京都は老舗の宝庫である。そのなかで、300年余りを麸作り一筋に懸けて、家業を守り通せたのは、脈々と受け継がれてきた先人の教えがあるからだった―
- 製造業
- 音羽電機工業株式会社 取締役社長 吉田修
当たり前のことを、徹底して当たり前にやってきた
半世紀を越えて、“雷”対策のハードとソフトを提供するために、雷様との格闘をつづけてきた「音羽電機」の田修社長は、雷神を向こうに回して戦う勇猛果敢な戦士、と思いきや、温厚で知的な紳士。熱心に語ったのは、“雷と人間の共生”という、未来へ向けた大テーマであった。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 株式会社三輪山勝製麺 代表取締役社長 山下勝山
オレには、まだ麺作りの技術がある
ある日、社員に「お前の下では働けない」と、何日も軟禁され、会社、特許、すべてを失った。しかし、だからこそ、「人が作れん麺を作ったる!」という執念の末、やっと究極のそうめん「一筋縄」が生まれた。
2008年7月号
企業事例研究
- サービス業
- 「陶湶 御所坊」 主人 金井啓修
- 広告業
- 株式会社タカヨシ 代表取締役社長 高橋春義
愛社精神は、人に感動を与え感謝されることで培われる
タカヨシの朝は元気から始まる。内外の清掃、ラジオ体操、朝礼......、そんな社員たちの姿を温かく見守る高橋社長の経営哲学は、「とにかく貧乏でした」と言う少年時代、戦前からの激動の人生で培われた「至誠通天」だった。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 株式会社総食 代表取締役社長 堀 貴光
2008年6月号
企業事例研究
- 製造業
- 北星鉛筆株式会社 代表取締役社長 杉谷和俊
何をしたいのか、そして目標への使命感、実現への判断力
今や、不況業種といわれる鉛筆産業だが、「もったいない」がヒントで、鉛筆の製造過程から出る膨大な“おがくず”から「木の粘土」を開発し、循環型鉛筆産業システムに挑戦する杉谷社長に、実践の知恵と展望を語っていただいた。
- 製造業
- 北一食品株式会社 代表取締役 前田康仁
あ、そうか! 仕事はみんなが幸せになるためにやっているんだ
父を“反面教師”として経営を続けてきた前田社長は、「お客様も、社員も、みんなが幸せになる経営」を掲げるようになって、「食」に対する考え方を深め、化学肥料を使わない循環型農業にもチャレンジを開始した。その転機と事業展開をレポートする。
逆境!その時、経営者は・・・
- 建設業
- 丸政建設株式会社 代表取締役社長 炭屋昭弘
何があろうと、あくまで変えない
炭屋さんは、今年社長の椅子を譲り、代表取締役会長として新社長を後見、4年後の2012年には民事再生の弁済が完了し、丸政建設は晴れて他社と対等の企業になる。
2008年5月号
企業事例研究
- サービス業
- 株式会社ありがとうサービス 代表取締役社長 井本雅之
「思いやり」があるから効率もついてくる
四国や九州をメインフィールドに、飲食店やリサイクルショップなどの経営を行なう「(株)ありがとうサービス」が、その社名に辿り着くまでに得た経営試練に学ぶ。
- 製造業
- トランセンス株式会社 代表取締役 安齋 幸
門は開かれている。その門はどの路にも通じている
難視聴対策として、ケーブルテレビの設計・施工からスタートして36年。地域に根ざした事業の軸足を変えることなく、「企業の永続」を歩むトランセンスの“勤勉の哲学”を検証する。
逆境!その時、経営者は・・・
- 印刷業
- 株式会社ハヤシビジネス 代表取締役 林松治郎
100億円の会社より100年残る会社をめざせ
オフィスに戻ると、社員に囲まれて罵詈雑言を浴びせられる。自分のクルマに潜んで、夜遅く、従業員たちが立ち去ったころに、そっと帰社するあの日々―
2008年4月号
特別企画
「究極の顧客満足」への挑戦!
我が社の従業員を侮辱するなら、別の飛行機にお乗りください
「高品質・低価格」を求める消費社会に、「サービス革命」を起こしたディズニー、 サウスウエスト航空、ノードストローム百貨店に「顧客をいかにつかむのか」を学ぶ!
プロローグ 顧客満足サービスの革命
PART 1 サービスには定義がない
PART 2 「顧客」とは誰か?
PART 3 競争相手はディズニーランド!
PART 4 仕事は「腕」じゃない、「感性」だ!
PART 5 利益は後からついてくる
PART 6 サービスの基本は平凡
逆境!その時、経営者は・・・
- 小売業
- 株式会社ヒダカヤ 代表取締役社長 川端 隆
勝つのではなく、「負けないライン」で じっと辛抱する
食品スーパーを軸に業務用ディスカウント店、ラーメン店などの外食産業を和歌山市で展開しているヒダカヤ・グループは、4年前、大手スーパーの進出によって創業以来の苦境に陥ったのだった。――
2008年3月号
企業事例研究
- サービス業
- 株式会社ネクシィーズ 代表取締役社長 近藤太香巳
“勇気”を捨ててしまったら人生は輝かない
2004年、創業経営者としては最年少となる37歳にして、東証一部上場を達成した株式会社ネクシィーズの近藤太香巳社長――。高校中退後、19歳のときに創業、以後、時代の寵児として急成長を遂げるまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。
- 飲食業
- リクロー株式会社 代表取締役社長 西村一夫
大阪でいちばん、笑顔と笑声のあふれるお店を作ろう
「材料費に販売価格の70パーセントをかける良心的な商品を作っていれば、お客さんは必ずついてきてくれる」 故、父西村陸郎前社長の言葉を胸に大学生時代から店舗を任され、がむしゃらに走ってきた西村一夫社長の喜びと苦労。
逆境!その時、経営者は・・・
- 買取販売業
- 株式会社 阪国 代表取締役社長 藤川昌浩
2008年2月号
企業事例研究
- 製造業
- 株式会社印傳屋上原勇七 代表取締役社長 上原重樹
身の丈にふさわしい経営が、創業425年の“伝統と知恵”を生んだ
甲州印伝の鹿革に漆付けする技法は、遠祖上原勇七が創案したとされ、その製品群は、戦国時代から、今日なお根強い人気を得ている。印傳屋上原勇七の上原社長に、老舗企業“継続の知恵”を伺った。
- 製造業
- サントリー株式会社 代表取締役副社長 鳥井信吾
常に新製品を生みつづけるフロンティアスピリット「やってみなはれ」の一言
創業一世紀を過ぎても成長を続けるサントリーは、かつての「洋酒メーカー」というイメージは払拭されて、「自然と響きあう」を企業理念として、利益の社会還元も組み込んだ目覚しい事業展開をしている。この持続する活力と開発力はどこから来ているのか―。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 日本ジャバラ工業株式会社 代表取締役 田中信吾
夢をもつことは大事だ。もっと大切なのは、夢を語っていくことだ
阪神・淡路大震災の苦境を、今もって忘れないように、社長室に修理しないメモリアルが置かれている。絶望の淵から立ち上がり、新しく「リベロー」という主力製品の完成を果たし、見事に軌道に乗せた社長の経営手腕に、私達は教わることが多い。
2008年1月号
企業事例研究
- 小売業
- 株式会社ふくや 代表取締役社長 川原正孝
ふくやは“社会貢献”するための会社です
博多を代表する明太子は、戦後まもない博多区中洲において、一人の男の情熱から生まれたことをご存じだろうか。焼け跡から第一歩を踏み出した明太子が、苦境を乗り越えて「国民食」になるまでの歴史を語っていただいた。
- 製造業
- 伊那食品工業株式会社 代表取締役会長 塚越 寛
与えられた使命に、必死で取り組むとき“運”は微笑んでくれる
「社員が幸せになる経営」を掲げ、創業以来、じつに48年間も増収を続けてきた“寒天のリーディングカンパニー”である伊那食品工業。ブームのなかでも決して踊らず、冷静な姿勢を貫いた、その独特な経営の核心に迫った。
逆境!その時、経営者は・・・
- 製造業
- 株式会社川和ミルク 代表取締役 川和秀夫