導入企業の声

  • 学ぶ会での議論が新たな アクションプランを生む

    北栄電設株式会社 
    渋谷辰則

     私たちは富山県に本社を構え、高速道路という分野に特化した電気・通信・土木工事を日本全国で行っている工事会社です。施工から管理まで行っています。
     勉強会導入の目的は、理念浸透と経営幹部育成です。昨年九月に経営理念を企業理念として改定したのですが、その新しい理念を組織へ浸透させていくにあたり、この『理念と経営』を活用することが効果的だと思い、導入いたしました。
     共に学ぶ会では主に「企業事例研究」のページを使って、理念をどのように浸透させていくのか、浸透させた先に何を目指すのか等を話し合っています。
     この会の良いところは、良い意味で話が脱線していくことです。主な目的は理念浸透ですが、その延長線で「若手をどう育てるか」「組織をどう成長させていくか」など、自然発生的に建設的な議論が起こり、勉強会を通じて新たなアクションプランがいくつも生まれています。一方で、似たようなテーマだとマンネリ化してしまう懸念もあるため、今後は様々な切り口から議論できるよう工夫していこうと考えています。

  • 世代を超えた仲間の考えを共有し 仕事の改善を生み出す

    株式会社アド宣通 
    藤原景子

     弊社は全国に多店舗展開しているチェーン店のリニューアルやリノベーション及びメンテナンス工事を請け負う会社です。
     社内のマンネリを防ぎ、異業種からの新たな考え方や意見も取りいれるために勉強会を導入し、一一年が経ちました。社員が設問を自分なりの考えで解き、その意見を社長が確認し、一人ひとりに赤ペンでアドバイスをしてくれます。社長と社員とで、仕事に対しての想いや行動、理念などを共有することができ、信頼関係を築けています。
     最近では、一問目の設問を自社オリジナルの設問に換えて会を活性化させる工夫も行っています。自社オリジナルの設問に置き換えたことで、仕事に対する姿勢や考えを見直すきっかけになっています。また、会の後に社員全員の設問表を回覧し、個性的な意見にも刺激をもらっています。弊社が求める全員経営、大家族主義につながっています。
     これからも人に光を当てる経営と意見を大切にし、個性を尊重した「理念と経営」の勉強会を開催していきます。

  • 会を通じ全員で決めた 「一致団結‼ ベクトルの合致‼」

    株式会社サンアイインターナショナル 
    近藤良太

     私たちは貴金属製造卸業を営む会社です。少人数の職場ですが、それを感じさせない、パワーを持ち合わせているメンバーです。業務内容は、ダイヤモンドの仕入れ、宝飾品の開発、OEM生産などで国内、海外と幅広く卸販売をしています。
     共に学ぶ会を始めて今年で約一〇年になります。当初は社内で二班に分かれ行っていましたが、徐々にマンネリ化し方向性が見えなくなりつつありました。そこで、三年ほど前からレストランの一室を借り、食事を兼ねて全員で行うことにしました。同じ空間で午前一一時半から午後一時半まで行っています。リーダーも毎回交代で全員が行うようにし、その後は二名の課長が交代で一人ひとりに想いを込め、一問一問に赤ペンでコメントをしています。
     まだやらされている雰囲気は拭えませんが、少しずつ前向きな意見が増え、熱い討論が交わされています。今こそ全員一丸となり「一致団結‼ ベクトルの合致‼」をテーマに、より良い会社を目指して学び続けます!

  • 誌面からアイデアを探り 「変わり者集団」に磨きをかける

    株式会社ワイドループ 
    丹羽彦仁

     当社は、物流現場で不要になった物流機器を買取り、清掃・修理して全国のお客様にWEB販売をしている会社です。「人・もの・心の輪を大切にする」という社訓のもと、日々仕事に励んでおります。
     共に学ぶ会は六年目を迎え、二センターと本社の三拠点で毎月行っています。設問表は私が考え、みんなにメールで本の感想を添えて送っています。マンネリを防ぐため、設問表を読んで、わが社で使えそうなアイデアがあれば、記入できる欄を設けています。そのなかで、コロナ禍で定着してきたTV会議を用いて、拠点間でやってはどうかとの意見があり、早速三月から実施する予定です。今は参加を強制でなく自主性に任せていますが、「理念の浸透」と「価値観共有」を目的としたこの会は、若い人を中心に続けていきます。
     これからは差別化の時代と捉えています。他社が真似できない当社ならではの価値を高めるため、「変わり者集団」にさらに磨きをかける場にしていこうと考えています。

  • 長くなりすぎないように ランチを食べながらの楽しい勉強会

    株式会社光百年 
    武本良昭

     インテリアの内装小物を海外から仕入れてネット通信販売をしています。「共に学ぶ会」では、毎号の企業事例からヒントを得たり、まねしたり、アイデアを話しながら仲間の意見を聴いたりしています。仕事を通じたコミュニケーションとして、弊社ではなくてはならない時間となっています。
     一番感じることは、回を重ねるごとに皆で話す内容が良くなっているという点です。工夫していくとさらに楽しい時間となります。長くなりすぎないようにするため、時間管理も始めました。
     会は業務時間内(午後1時から90分)に行います。皆で同じランチを食べて、時には姫路経営研究会メンバーの店をお借りしながら楽しく開催しています。
     社長が研修で学んできた課題を社内で話し合うこともあります。頭を使うのですごく疲れますが、参加している方の声や皆さんの意見を聴くのがいつも楽しみです。これからも頑張って会社の役に立ちたいと思っています。

  • リラックスした雰囲気で お互いを知る大切な時間

    株式会社カウチーモ 
    前川征一郎

     弊社は大阪市で美容室を三店舗運営しており、多くの女性が働く会社です。共に学ぶ会は多様で幅広い視野を持って仕事に取り組み、経営感覚を高めるという目的で導入しました。店舗ごとに約三年間継続しています。
     会を通して実感する変化や効果は、リラックスした雰囲気で働く目的やビジョンなどの共有ができることです。コミュニケーションスキルの向上につながり、店舗のチームワークが良くなりました。また他社様の事例を見たり、社員のアイデアを聞いたりすることによって、自社にどのように活かしていくかを考えるきっかけになっています。
     会の工夫点としては、社員の働く時間も異なるため、朝一番で月に一回、定期的に開催していることです。またリーダーを毎回変え、勉強会から出た意見を業務に活かす仕組みを作ることで、楽しく実施しています。
     社員が学びながらお互いを深く知ることで、店舗の雰囲気の良さにもつながり、成長と業務改善のための大切な時間になっています。

  • 業務だけでは見えない 仲間の考えを共有する場

    株式会社不動産本舗 
    峠 弥生

    弊社は、広島県東広島市のJR西条駅前で不動産事業を行う八年目の会社です。創業時は二人でしたが、昨年には五人目の仲間が加わりました。家族的な雰囲気の中、情報共有しながら日々お客様のお困りごと解決に取り組んでおります。
    共に学ぶ会は「当社は何を大事にしていくのか」、という基本理念を共通認識として確認し合うために導入しました。業務上だけでは見ることのない、仲間の考え方や発想を知ることができる場になっています。社員からは、「考える機会に加えて、それを発表する機会が貴重です」「自分と他者との違いから学ぶことが多くあります」という声が聞かれます。
    いまは休止していますが、コロナ禍があけたら、これまで一緒に勉強会をしてきた仲間だけでなく、他社の方も広くオブザーバーに迎えて、自社の中だけでは出なかった意見や考え方に触れる機会として、以前のような形で再開したいと思います。

  • シフト制でも全社員で 経営をすることが可能に

    株式会社真心カンパニー 
    深瀬 崇

    弊社は宮城県仙台市で六〇歳以上の高齢者を対象として、生きがいづくりを目的とした健康麻雀教室を運営しています。共に学ぶ会を導入した目的は、『理念と経営』に掲載されている企業事例等から考え方や健全な価値観を学び、私を含め全社員の人間力を向上させるためでした。
    シフト制の勤務体制であることから全社員が集まることが少なく、これまでは顔を合わせて学ぶという機会がありませんでした。そのため、社内のコミュニケーションの場としてもとても良い場になっています。会を始める前は社員からの社内改善やお客様に喜んでいただくための提案が少なかったのですが、最近は毎日出てくるようになりました。今では全員で経営をすることができていると感じています。
    さまざまな工夫を重ねていますが、やはり設問に赤ペンで回答する〝赤ペン先生〟が好評です。「交換日記のようで楽しい」と設問の記入量や内容が濃いものに変わりました。
    これからも継続して学び、人に喜ばれ、社会に必要とされる会社になるよう、日々成長し続けていきます。

  • 世代を超えて 仕事観や人生観を学ぶ

    株式会社ライフタイムサポート 
    小澤賀宣

     当社は埼玉県越谷市でマイホームご購入の方に、より快適に生活していただくための住宅オプション販売、施工を提供しています。
     月に一度、全社員が通常業務をストップし、一日かけて商品やサービスの勉強と『理念と経営』共に学ぶ会を行っています。
     二〇歳から七二歳まで、さまざまな世代が参加し、仕事観や人生観を同じ設問を通して学ぶことで、考え方の幅が広がっています。また相手の考え方を知ることで、現場での改善や、やり方の工夫が生まれています。さらに相手の発表を要約することで傾聴力が身に付いてきたと思います。
     グループに分かれたり全員でディスカッションをしたり、時に社外の方で興味のある方や、新卒内定者の方を交じえるなど、会が活性化するように工夫をしています。
     今後も『理念と経営』を通じて、価値観を共有し、さまざまな人の考え方などを学べる場として、楽しい会を心掛けたいと思います。

  • コロナ禍で集まれなくても 委員会で学びの情報を共有する

    株式会社まなぶ 
    牛丸美由紀

     当社は愛知県西尾市で、障がいのあるお子様を支援する施設「放課後等デイサービス ココトモ」を、現在五カ所運営しています。
     「子どもたちと未来を創る」という経営理念のもと、通所されるお子様たちへ自立と就労に向けた支援を提供させていただき、地域社会と共に笑顔溢れる未来を創ることを目的としています。
     以前の共に学ぶ会は、スタッフ全員で集まりグループ分けをして開催していましたが、新型コロナ対策のため集合できなくなりました。
     現在は「ココトモ理念委員会」が中心となり、毎月、施設ごとに共に学ぶ会を行っています。そして、Zoom(Web会議サービス)で行う全体会議の場において「どんな共に学ぶ会を行ったのか」を理念委員会から報告し、全員で学びの情報共有をしています。
     「一人ひとりの考えや思いが引き出せた」「共に学ぶ会で意識や気持ちが高まる」「ワンチームとしての団結力が強くなる」といった声が上がっています。これからも状況に合わせ工夫した共に学ぶ会を継続していきたいと思います。

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