導入企業の声
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社員の意欲を 感じられる嬉しさ
株式会社 アース・ゲイン
藤野彰弘わが社では、二〇二〇(令和2)年五月から「共に学ぶ会」を導入しています。最初は参加者も少なく、記事の感想を発表し合うだけでしたが、今では設問ごとに交代で進行役を決めて、討議を深掘りできるように工夫を重ねています。
勉強会では、毎回私が設問を二つ選定し、社員が記入した設問表は会の後に提出してもらっています。会で取り上げなかった設問にも皆がぎっしりとコメントを書いてくれるのが何より嬉しく、時間はかかりますが一言添えて返却するようにしています。普段は話せないプライベートのことや、仕事に対する悩みなどを共有できる交換日記のような役割も担ってくれ、人財育成のツールとしても非常に有効であると感じています。
今後はこの取り組みを社内だけではなく協力業者さんも含めた活動に広げていくことで「建物と人と環境にやさしい工務店」としての存在意義を高め、より多くのお客様に喜んでいただける会社を目指して精進してまいります。 -
設問表は、社員との交換日記
株式会社サンケア
山下裕子香川県さぬき市にある弊社は、築一〇〇年の古民家を改装して、通所介護・訪問介護・アスクル代理店をしております。常に「我が心で介護を行う」という経営理念を念頭に置いて行動しています。
「共に学ぶ会」を取り入れてから、五年が経ちます。まずは社内で『理念と経営』を読む習慣づけから始め、今では設問表がしっかり埋まるようになりました。毎月、社員が記入した設問表の赤ペン先生をするとき、特に社員の成長を感じます。思いが強く、紙の裏まで記入してくれる社員もいます。続けることは大変ですが、社員の気持ちがよくわかり、交換日記をしている気持ちです。また社員からは、次のような声をいただいております。
「他業種の方の考え方をたくさん知れました。事例の中の良いアイデアを社員同士で共有し、自社に当てはめたりしています」(濱﨑璃久斗)
「たくさんの事例を知ることで対応の幅が広がり、理念を考えて行動するようになりました」(橋本陽子) -
共に形づくる 「さらなるお役立ち」
株式会社 PLUS REBODY
西本将大大阪府岸和田市に本社を置き、「健康格差をなくす社会へ」をパーパスに掲げる弊社。一〇〇年寿命時代を“より動けるカラダ”で過ごしていただけるよう、予防・再発予防専門の整骨院とトレーニングスタジオを全国九つの拠点で行っています。
「共に学ぶ会」を導入した目的は、社員のコミュニケーション力の向上と価値観の共有です。設問表に基づいたグループセッションの中で、『理念と経営』に掲載されているさまざまな事例を自社の経営や取り組みに置き換え、自分たちが見えていない「さらなるお役立ち」を形できるように、全スタッフで取り組んでいます。毎月取り組み続けた結果、活用してくださるご利用者様への傾聴やチームワーク力の向上として成果が出ています。
今後も「共に学ぶ会」を活用し、よりご利用者様に喜んでいただけるよう、スタッフの人間力向上の土台づくりとして取り組んでいきます。 -
頭を柔らかくする キッカケづくり
日隆産業株式会社
佐々木直路昨年4月より、「共に学ぶ会」を月に一度実施しております。『理念と経営』には、経営者や管理者の方の仕事への取り組み方、また信念や考え方が記載されております。
登場されている方のほとんどが初めて聞く会社、弊社とは違う業種の方ですが、「共に学ぶ会」を通して、さまざまなものの考え方やあり方を知り、実務に生かせるヒントを探そうと取り組んでいます。
メンバーとディスカッションし、共に人間力を向上させながら、全員が希望を持って明るい職場づくりを目指しています。
今回で、数えること一一回目の開催となりました。不思議なもので、最初の頃は模範的な解答を探していたメンバーも、次第に自分の考え方をしっかりと盛り込んだ発言・発表が増えてきたように思います。
私も60歳を超えましたが、まだまだ勉強不足。体は硬くなってきましたが、頭のほうは柔軟性をなくすことなく、いろんな角度から物事を捉えるキッカケづくりとして参加しています。 -
職場は、一人ひとりが 輝けるステージ
マーレ株式会社
内田奈緒美180度オーシャンビューの越前海岸が一望できる「Café MARE」を営む弊社。「福井の元気をお届けする」を経営理念に掲げ、元気朝礼からスタートして年中無休でお客様を迎えて28年目のCaféです。
日創研の研修との出合いは11年前……。経営戦略が明確でなかった私にとって、世界観が大きく変わる転機となりました。「共に学ぶ会」導入により研修での学びを社員と共有しやすくなり、意思疎通を取ることで社員の「やりたい」を形にできる環境が整いました。
会で行う先月の振り返りでは、社員の成長と弊社の強みを再確認でき、新たな戦略のヒント獲得やホスピタリティの向上につながっています。
また、「PDCA の見える化」への取り組みで目標や業務の優先順位、進捗が明確になり、チームで目標達成する喜びとスピードアップを実感しています。
今後も外部環境の変化に惑わされない強い軸を持ち、一人ひとりがより良い人生を歩めるよう、人と環境を生かすチーム力で挑んでいきます。 -
若者にも 好評な朝のひととき
メディカルサポート税理士法人
鶴田幸之私たちは福岡でお医者様専門の税理士事務所をしております。もともと税理士事務所という職場は職人気質の強い人が多い傾向にあり、職場内でコミュニケーションをとる機会が少ないように感じていました。そこで、質の高いコミュニケーションを職場内で増加させたいと思い、一四年前に『理念と経営』を用いた「共に学ぶ会」を導入しました。
当社独自の取り決めとしては、「毎週火曜日の朝に設問表から一問ピックアップして話し合う」「司会は新人が行う」「良いアイデアが出たらその日から実行する」という三つがあります。
学生アルバイトの田中周吾くんに「共に学ぶ会」の感想を尋ねたところ、「年の離れた上司や先輩と会話をする回数が増えた」「話す力と聞く力が身に付いた」「会の後の日常会話が活発になった」と言っていただきました。若い人にも好評なこの会を、今後も続けていきたいと思っています。
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有意義な社員教育の場
株式会社キョーワハーツ
田中翔太弊社は精密金型製作、精密プレス加工による金属加工を行う会社で、製品開発から量産までを対応しています。他社では断られてしまったお客様の要望に対しても、まずは実現できる方法を考え、独創的に提案するところが強みです。社員教育にも力を入れており、外部研修への派遣や品質管理検定の受験などに積極的に取り組んでいます。
月に一度行う『理念と経営』を用いた「共に学ぶ会」も、社員教育の一環です。会では三グループに分かれ、設問表を通してそれぞれの考え方や気づきを発表しています。限られた時間の中で自分の意見を伝える訓練となっており、お互いの考え方に触れて影響し合える機会にもなっています。
また、より多くの人とコミュニケーションが取れるように、グループの入れ替えを定期的に行っております。自分の考えを伝える場、そして普段の仕事だけでは関わることが少ないメンバーの考えを知る場としても、とても有意義な時間を過ごせています。
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「明日から出来ること」 を議論に落とし込む
株式会社マエダハウジング
成定秀紀広島市を中心に、住宅リフォーム、新築の設計・施工・管理及び、不動産事業を行っております。弊社では「広島をいい笑顔に」をタグラインとして掲げております。
「共に学ぶ会」は約一五年前から導入し、当初は幹部社員のみ、一般社員は希望者の参加で開催しておりました。やがて全社会議の後に開催するようになり、全社員が参加する会に発展しました。
五年前からは業者会「前進会」の定例会にも取り入れています。
「共に学ぶ会」は、経営理念の浸透と健全な価値観の共有を目的とし、お互いの意見を尊重・承認し合うことを意識して取り組んでいます。
また、全社会議で挙がったハイライト事例を議題にし、社員がそれぞれの考えを発表しています。設問表についての議論も含めて「明日から出来ること」に落とし込み、実際の行動につながるように意識しています。
普段、店舗・部署を越えてのコミュニケーションはなかなか出来ないので、有意義な時間になっています。 -
社員の自主性が 育ってきた
株式会社GOLD SEA HOLDINGS
平田政幸弊社は福岡県飯塚市で「心の楽園を創造する企業へ」を企業理念に掲げ、笑顔あふれる社会づくりを目標に、不動産事業・パチンコホール運営事業・飲食事業・コンビニ事業を行っております。
「共に学ぶ会」を導入した目的は、企業理念の浸透と価値観の共有です。弊社は各事業所が離れた場所にあるため、全員が揃うことがありません。そこで、まずは各部門の責任者を対象に、理念の浸透と価値観の共有のために会を始めました。
会では社長が毎回リーダー役をしてくださるため、毎月一度は会の参加者と社長とが顔を合わせ、意見交換を行う時間をつくることができています。当初は各部門の責任者のみで実施していましたが、現在は幹部クラスが参加したり、各責任者が自部門でリーダー役となり会を開催したりと、社員の自主性が育ってきています。
「共に学ぶ会」が、社員全員に会社の価値観を共有し、理念を浸透させていくための貴重なコミュニケーションの場となっています。 -
「共に学ぶ会」が 会社の土台を創る
宇都宮塗料工業株式会社
水沼 進弊社は、交通安全施設工事を行う会社で、主に道路標識・路面標示・橋梁の塗装を行っています。「安全な環境を創り 幸せな生活の土台をつくります」という経営理念を掲げ、社員一丸となって事故のない社会を目指し、地域の生活の土台創りに取り組んでいます。
こうした取り組みには、私たち自身の土台を見つめ直していくことが重要なので、学びを深めるために『理念と経営』を用いた勉強会「共に学ぶ会」を行っています。毎月の設問表に基づき、仕事に対する考えや人生観、記事から得たさまざまな気づきを書き出し、参加メンバー同士が自由に意見や感想を発表し合うことで、新たな学びを得られます。その中で社員のコミュニケーション力の向上があり、部署同士の距離感を近づけることができました。
これからも「共に学ぶ会」を通して社員同士のコミュニケーションを増やし、人間力の向上と、私たち自身の土台創りを目指していきたいと思います。