導入企業の声

  • 雰囲気の良いディスカッションと 社員の意欲に目頭が熱くなる

    ゆたか建設株式会社 
    安食 保

     私たちは、埼玉県南西部を産地とする「西川材」の杉と檜をふんだんに使い、自然素材にこだわった家づくりをしている小さな工務店です。
     六月の勉強会では、三位一体論についてディスカッションしました。大ヒット映画「鬼滅の刃」をテーマに、二〇代の社員たちがどんなことを感じているのか、とても興味が湧いて、楽しみにしておりました。三カ月前から、試験的に代表と私(専務)抜きで、社員の大工さんとパートさん、計七名でやってもらっていますが、隣の部屋から大きな拍手と時折笑い声が聞こえてきて、とても良い雰囲気でやってくれているなぁと感じておりました。
     提出された設問表を読んでみると、みな「自己成長したい!」「もっと力を付けて社会に貢献したい!」ということが書かれていて、目頭が熱くなりました。代表と私も、こんな社員と共に日々、学び続けられる環境に感謝しかありません。
     鬼殺隊のように、代表と私が前を走る「柱」となって、社員を守り続けます!

  • 発表の場を設けることで 人間力により磨きをかける

    株式会社土橋製作所 
    柴田喜久男

     当社は、桃畑に囲まれた山梨県笛吹市八代町にあり、今年創業七〇周年を迎えました。
     事業内容は、半導体製造装置関連の金属切削加工および各種産業生産設備の設計・製作で、お客様の「安心と笑顔」をコンセプトに一〇〇年企業を目指しています。
     共に学ぶ会は、一一年前に五名でスタートして現在では五六名となりました。毎月一〇グループに分かれて全員が交代でリーダーとなり、ディスカッションの後、各リーダーが内容を発表、後日報告書にまとめています。
     広い視野での考え方や働く姿勢など、この会で多くの気づきや学びを得て、明るく楽しく人間力を高めています。特に発表の場があることで、相手の意見を素直に聴く力、内容をまとめる力、発表力が磨かれるなど大きな財産となっています。
     コロナ禍でメンバーとの食事会など交流の場が設けられませんが、お客様や地域の中でお役に立てる人財となれるよう、共に学ぶ交流をこれからも進めてまいります。

  • 設問表に書かれたみんなの 意見や考えを経営の参考に

    税理士法人すずらん総合マネジメント 
    山谷謙太

     私は札幌で税理士事務所を経営しております。
     共に学ぶ会は二〇一六年八月号からスタートしました。当時は七名でしたが、現在は一四名と増えてきたため、二グループに分けて毎月一時間開催しております。
     代表である私は、共に学ぶ会には参加せず、設問表を提出してもらい、そこに記載されていることに対して、私の考え、意見、感想などを赤ペンで記載してみんなに渡しています。
    記載されている内容は、みんなの意見や考え、時には不満もあり、大変参考になっています。実際に、記載されている内容から研修内容を変更したり業務に落とし込みをしたりすることもあります。また、事務所旅行を兼ねた研修を行った時に知り合った鹿児島の介護事業者さんの会社に行き、そちらの「介護について語る会」に参加させてもらったこともありました。
     共に学ぶ会の参加メンバーを見ていると楽しそうにディスカッションしていますので、今後も継続して学びに繋げていきたいと思っています。

  • 学ぶ会での議論が新たな アクションプランを生む

    北栄電設株式会社 
    渋谷辰則

     私たちは富山県に本社を構え、高速道路という分野に特化した電気・通信・土木工事を日本全国で行っている工事会社です。施工から管理まで行っています。
     勉強会導入の目的は、理念浸透と経営幹部育成です。昨年九月に経営理念を企業理念として改定したのですが、その新しい理念を組織へ浸透させていくにあたり、この『理念と経営』を活用することが効果的だと思い、導入いたしました。
     共に学ぶ会では主に「企業事例研究」のページを使って、理念をどのように浸透させていくのか、浸透させた先に何を目指すのか等を話し合っています。
     この会の良いところは、良い意味で話が脱線していくことです。主な目的は理念浸透ですが、その延長線で「若手をどう育てるか」「組織をどう成長させていくか」など、自然発生的に建設的な議論が起こり、勉強会を通じて新たなアクションプランがいくつも生まれています。一方で、似たようなテーマだとマンネリ化してしまう懸念もあるため、今後は様々な切り口から議論できるよう工夫していこうと考えています。

  • 世代を超えた仲間の考えを共有し 仕事の改善を生み出す

    株式会社アド宣通 
    藤原景子

     弊社は全国に多店舗展開しているチェーン店のリニューアルやリノベーション及びメンテナンス工事を請け負う会社です。
     社内のマンネリを防ぎ、異業種からの新たな考え方や意見も取りいれるために勉強会を導入し、一一年が経ちました。社員が設問を自分なりの考えで解き、その意見を社長が確認し、一人ひとりに赤ペンでアドバイスをしてくれます。社長と社員とで、仕事に対しての想いや行動、理念などを共有することができ、信頼関係を築けています。
     最近では、一問目の設問を自社オリジナルの設問に換えて会を活性化させる工夫も行っています。自社オリジナルの設問に置き換えたことで、仕事に対する姿勢や考えを見直すきっかけになっています。また、会の後に社員全員の設問表を回覧し、個性的な意見にも刺激をもらっています。弊社が求める全員経営、大家族主義につながっています。
     これからも人に光を当てる経営と意見を大切にし、個性を尊重した「理念と経営」の勉強会を開催していきます。

  • 会を通じ全員で決めた 「一致団結‼ ベクトルの合致‼」

    株式会社サンアイインターナショナル 
    近藤良太

     私たちは貴金属製造卸業を営む会社です。少人数の職場ですが、それを感じさせない、パワーを持ち合わせているメンバーです。業務内容は、ダイヤモンドの仕入れ、宝飾品の開発、OEM生産などで国内、海外と幅広く卸販売をしています。
     共に学ぶ会を始めて今年で約一〇年になります。当初は社内で二班に分かれ行っていましたが、徐々にマンネリ化し方向性が見えなくなりつつありました。そこで、三年ほど前からレストランの一室を借り、食事を兼ねて全員で行うことにしました。同じ空間で午前一一時半から午後一時半まで行っています。リーダーも毎回交代で全員が行うようにし、その後は二名の課長が交代で一人ひとりに想いを込め、一問一問に赤ペンでコメントをしています。
     まだやらされている雰囲気は拭えませんが、少しずつ前向きな意見が増え、熱い討論が交わされています。今こそ全員一丸となり「一致団結‼ ベクトルの合致‼」をテーマに、より良い会社を目指して学び続けます!

  • 誌面からアイデアを探り 「変わり者集団」に磨きをかける

    株式会社ワイドループ 
    丹羽彦仁

     当社は、物流現場で不要になった物流機器を買取り、清掃・修理して全国のお客様にWEB販売をしている会社です。「人・もの・心の輪を大切にする」という社訓のもと、日々仕事に励んでおります。
     共に学ぶ会は六年目を迎え、二センターと本社の三拠点で毎月行っています。設問表は私が考え、みんなにメールで本の感想を添えて送っています。マンネリを防ぐため、設問表を読んで、わが社で使えそうなアイデアがあれば、記入できる欄を設けています。そのなかで、コロナ禍で定着してきたTV会議を用いて、拠点間でやってはどうかとの意見があり、早速三月から実施する予定です。今は参加を強制でなく自主性に任せていますが、「理念の浸透」と「価値観共有」を目的としたこの会は、若い人を中心に続けていきます。
     これからは差別化の時代と捉えています。他社が真似できない当社ならではの価値を高めるため、「変わり者集団」にさらに磨きをかける場にしていこうと考えています。

  • 長くなりすぎないように ランチを食べながらの楽しい勉強会

    株式会社光百年 
    武本良昭

     インテリアの内装小物を海外から仕入れてネット通信販売をしています。「共に学ぶ会」では、毎号の企業事例からヒントを得たり、まねしたり、アイデアを話しながら仲間の意見を聴いたりしています。仕事を通じたコミュニケーションとして、弊社ではなくてはならない時間となっています。
     一番感じることは、回を重ねるごとに皆で話す内容が良くなっているという点です。工夫していくとさらに楽しい時間となります。長くなりすぎないようにするため、時間管理も始めました。
     会は業務時間内(午後1時から90分)に行います。皆で同じランチを食べて、時には姫路経営研究会メンバーの店をお借りしながら楽しく開催しています。
     社長が研修で学んできた課題を社内で話し合うこともあります。頭を使うのですごく疲れますが、参加している方の声や皆さんの意見を聴くのがいつも楽しみです。これからも頑張って会社の役に立ちたいと思っています。

  • リラックスした雰囲気で お互いを知る大切な時間

    株式会社カウチーモ 
    前川征一郎

     弊社は大阪市で美容室を三店舗運営しており、多くの女性が働く会社です。共に学ぶ会は多様で幅広い視野を持って仕事に取り組み、経営感覚を高めるという目的で導入しました。店舗ごとに約三年間継続しています。
     会を通して実感する変化や効果は、リラックスした雰囲気で働く目的やビジョンなどの共有ができることです。コミュニケーションスキルの向上につながり、店舗のチームワークが良くなりました。また他社様の事例を見たり、社員のアイデアを聞いたりすることによって、自社にどのように活かしていくかを考えるきっかけになっています。
     会の工夫点としては、社員の働く時間も異なるため、朝一番で月に一回、定期的に開催していることです。またリーダーを毎回変え、勉強会から出た意見を業務に活かす仕組みを作ることで、楽しく実施しています。
     社員が学びながらお互いを深く知ることで、店舗の雰囲気の良さにもつながり、成長と業務改善のための大切な時間になっています。

  • 業務だけでは見えない 仲間の考えを共有する場

    株式会社不動産本舗 
    峠 弥生

    弊社は、広島県東広島市のJR西条駅前で不動産事業を行う八年目の会社です。創業時は二人でしたが、昨年には五人目の仲間が加わりました。家族的な雰囲気の中、情報共有しながら日々お客様のお困りごと解決に取り組んでおります。
    共に学ぶ会は「当社は何を大事にしていくのか」、という基本理念を共通認識として確認し合うために導入しました。業務上だけでは見ることのない、仲間の考え方や発想を知ることができる場になっています。社員からは、「考える機会に加えて、それを発表する機会が貴重です」「自分と他者との違いから学ぶことが多くあります」という声が聞かれます。
    いまは休止していますが、コロナ禍があけたら、これまで一緒に勉強会をしてきた仲間だけでなく、他社の方も広くオブザーバーに迎えて、自社の中だけでは出なかった意見や考え方に触れる機会として、以前のような形で再開したいと思います。

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