導入企業の声
-
シフト制でも全社員で 経営をすることが可能に
株式会社真心カンパニー
深瀬 崇弊社は宮城県仙台市で六〇歳以上の高齢者を対象として、生きがいづくりを目的とした健康麻雀教室を運営しています。共に学ぶ会を導入した目的は、『理念と経営』に掲載されている企業事例等から考え方や健全な価値観を学び、私を含め全社員の人間力を向上させるためでした。
シフト制の勤務体制であることから全社員が集まることが少なく、これまでは顔を合わせて学ぶという機会がありませんでした。そのため、社内のコミュニケーションの場としてもとても良い場になっています。会を始める前は社員からの社内改善やお客様に喜んでいただくための提案が少なかったのですが、最近は毎日出てくるようになりました。今では全員で経営をすることができていると感じています。
さまざまな工夫を重ねていますが、やはり設問に赤ペンで回答する〝赤ペン先生〟が好評です。「交換日記のようで楽しい」と設問の記入量や内容が濃いものに変わりました。
これからも継続して学び、人に喜ばれ、社会に必要とされる会社になるよう、日々成長し続けていきます。 -
世代を超えて 仕事観や人生観を学ぶ
株式会社ライフタイムサポート
小澤賀宣当社は埼玉県越谷市でマイホームご購入の方に、より快適に生活していただくための住宅オプション販売、施工を提供しています。
月に一度、全社員が通常業務をストップし、一日かけて商品やサービスの勉強と『理念と経営』共に学ぶ会を行っています。
二〇歳から七二歳まで、さまざまな世代が参加し、仕事観や人生観を同じ設問を通して学ぶことで、考え方の幅が広がっています。また相手の考え方を知ることで、現場での改善や、やり方の工夫が生まれています。さらに相手の発表を要約することで傾聴力が身に付いてきたと思います。
グループに分かれたり全員でディスカッションをしたり、時に社外の方で興味のある方や、新卒内定者の方を交じえるなど、会が活性化するように工夫をしています。
今後も『理念と経営』を通じて、価値観を共有し、さまざまな人の考え方などを学べる場として、楽しい会を心掛けたいと思います。
-
コロナ禍で集まれなくても 委員会で学びの情報を共有する
株式会社まなぶ
牛丸美由紀当社は愛知県西尾市で、障がいのあるお子様を支援する施設「放課後等デイサービス ココトモ」を、現在五カ所運営しています。
「子どもたちと未来を創る」という経営理念のもと、通所されるお子様たちへ自立と就労に向けた支援を提供させていただき、地域社会と共に笑顔溢れる未来を創ることを目的としています。
以前の共に学ぶ会は、スタッフ全員で集まりグループ分けをして開催していましたが、新型コロナ対策のため集合できなくなりました。
現在は「ココトモ理念委員会」が中心となり、毎月、施設ごとに共に学ぶ会を行っています。そして、Zoom(Web会議サービス)で行う全体会議の場において「どんな共に学ぶ会を行ったのか」を理念委員会から報告し、全員で学びの情報共有をしています。
「一人ひとりの考えや思いが引き出せた」「共に学ぶ会で意識や気持ちが高まる」「ワンチームとしての団結力が強くなる」といった声が上がっています。これからも状況に合わせ工夫した共に学ぶ会を継続していきたいと思います。
-
相手を知り、より良い 人間関係をつくれる場
株式会社NTSロジ
滑川恵三当社は、二四時間三六五日、対応可能な「定温物流」を強みとしている物流会社です。雨や雪、台風の日でも、地域の皆さまの〝当たり前〟を支えるため、安全、確実、迅速にお預かりした商品をお届けしております。
『理念と経営』の共に学ぶ会を導入する前は、〝仕事は黙ってやれよ〟という昔ながらの雰囲気があり、上司や先輩に意見を言えない若手社員やパートさんがいました。
しかし、上層会議で行われていた『理念と経営』の共に学ぶ会を事業所で開催することで、雰囲気が変わるのではないかと思い導入しました。すると、今まで見えなかった仲間の一面がたくさん見えてくるようになりました。そして、己を知り、相手を知ることで、より良い人間関係を築くことができるようになり、事業運営のヒントをもらえる場にもなっています。
現在は、コロナ禍でオンライン環境を整備していただいたことで、離れた別事業所の〝家族〟とも気軽に学びを深める素敵な時間をつくることができています。 -
会を通して経営理念を つくることができた
株式会社稲田石材加工店
稲田拓也当社は間もなく創業一〇〇年を迎える岡山県倉敷市の石材加工店です。三代目社長が、「今のままではいけないのではないか」という不安を抱いていたことや、ある研修を受けたことをきっかけにこの共に学ぶ会を〝ミーティング〟と称し、月一回行い始めました。
事務員以外は家族で営んでいるので、「何となく伝わるだろう……」というなれ合いのような関係性がありました。しかし、このミーティングを行うようになって、設問に対する考えを発表していくなかで〝家族〟としてではなく、〝働く仲間〟として考え方を再認識し、スムーズに仕事が行えるようになりました。
また、一人ひとりの仕事に対する意識が向上しているのではないかとも思います。何よりの成果は、ミーティングを通じて全員で経営理念をつくることができたことです。それによって、全員で一つの目標に向かって進めるようになりました。
今後も「報恩感謝」という経営理念のもと、地域に根付いた石屋になれるように日々、丁寧に石とお客様に向き合っていきたいと思います。 -
会社の課題を自分事と 捉えられるように
アートビルダー株式会社
中村和美当社は足場工事を主体として二〇〇六(平成18)年に創業しました。関東一円で、小規模修繕から大規模修繕まで多岐にわたり足場工事を請け負っています。
共に学ぶ会を導入した当初はやる意味を見いだせず、日々の業務に追われ、継続することができませんでした。
その後、新卒採用を行うことになり、理念を浸透させるために何が効果的かを考えるきっかけがありました。新入社員だけでなく、従業員にも理念が浸透する方法を模索しました。そのとき、共に学ぶ会が不可欠だと思い、再導入したのです。
初めは自分の思いを文章にするのに戸惑い、発表することに恥ずかしさもありました。しかし、次第に自分の意見が受け入れてもらえることに喜びを感じ、お互いのことを知るきっかけにもなりました。今では堂々と活発な意見を発表することができています。会社の課題も自分事として捉えられるようにもなりました。
今後も、理念の浸透やお客さまにとって必要とされる会社、人材の成長のために共に学ぶ会を開催していきたいと思います。
-
経営理念を浸透させ、 方向性を合わせる大切な場
株式会社サカエコーポレーション
望月隆弘当社は「心と体の美しさを提供する」という理念のもと、「日本一幸せが溢れるエステサロン」を目指して、静岡県でダイエット専門のエステサロン「ラ ピュール サカエ」を三店舗経営している会社です。
共に学ぶ会は二〇一四(平成26)年にスタートしました。毎月、全員が顔を合わせることのできる、会議の後に行っています。共に学ぶ会では店舗や社歴にかかわらず、個人の考え方や思いを共有できるため、相互理解が高まり社内の一体感につながっています。
また、自社用に変更した設問表を使用することで、自社の理念や方針に対して自問をする機会も増えております。
最近では、最後にグループリーダーが発表する場をつくりました。そうすることで全員がより理念を確認し合い、会社と個人の進むべき方向性を合わせる場になりました。また、ファシリテーター役を設けて会の質が向上するように工夫をしています。
-
共に学ぶ仲間がいるから 学び続けられる
咲良商事株式会社
畠中康行当社は創業六年を迎える岡山県の不動産売買仲介業者です。六年でおよそ五〇〇件の不動産売買取引をお手伝いさせていただきました。社長以外は全員女性の四名で地域密着、誠実さを強みとしております。
共に学ぶ会開催のきっかけは、同業種の株式会社丸通地建さんから誘っていただいたことです。同業種なので学んだ気づきを実際の業務に置き換えて、より具体的な行動につなげることができます。一人ひとりが自分の言葉で発表し、他の人の発表を聴き、困っている人に対して自分なりのアドバイスをしています。このような場の空気がモチベーションの向上につながっています。
正直なところ、自社だけでの共に学ぶ会の導入には壁がありましたが、一緒に学ぶ仲間からの誘いがあったからこそ、今も継続して会を開催できていると思います。そうした仲間がいることに大変感謝しております。
今後は私たちが一緒に学ぶ仲間を増やしていくことで、会社と地域の繁栄に貢献していきたいと思います。
-
会社と個人の成長に つながる共に学ぶ会に
株式会社アービンズ
峰岡孝平当社はシステム開発、アプリ制作を手掛ける愛媛県のIT企業です。近年は自社製品の開発に力を入れており、自らが市場に必要とされるサービスを提供できるよう、日々試行錯誤を繰り返しています。
共に学ぶ会を始めて約一〇年。全スタッフが参加しています。それだけでなく、今では飲食店、アパレル、税理士と多種多様な業界の方々と合同で開催するスタイルをとっています。
参加者全員が同じ設問に回答し、ディスカッションすることで、考え方の幅が広がり、業界の枠を超えた発想やアイデアを共有することができるのが特徴です。社内だけではマンネリ化する部分も、異業種の方と合同開催することで、参加者の意欲も高まり、適切な緊張感を持って取り組むことができています。
近年では新型コロナの影響を受け、ウェブ会議システムを利用した共に学ぶ会を開催しています。設問ごとにグループ分けを行うことで、従来の対面形式よりも、さまざまな意見を聞くことができ、好評です。
今後もITを活用し、業界や地域を横断した合同開催を通じて、会社と個人の成長につながる共に学ぶ会を開催していきたいと思います。
-
多様性が求められる会社の 意見の交換や共有の場として
アサヒ産業株式会社
水戸 宏弊社は兵庫県明石市で、経営理念「食品加工機械のパイオニア」のもと、食品加工場のお困りごとを解決するために、日々働いています。 共に学ぶ会は、導入当初は幹部のみで開いていましたが、現在は社内で行っている四つの委員会の活動の中で開いております。 具体的な進め方は、各委員にお任せしていますが、最低限、決められた一つの設問に対してディスカッションするようにしています。 私が所属している会では、当日、初めて設問の記事を読む人もいます。しかし、必ず自分なりの答えを出しています。一人ひとりの答えに他の参加者も意見を出し合い、学びを深めるようにしています。 春から高卒の方二名と、夏には四名のベトナムの方の入社が決まっています。ますます多様性を求められる弊社にとって、社員の意見の交換や共有の場として、「共に学ぶ会」を運営できたらと考えています。