『理念と経営』WEB記事
特集1
2026年2月号
企業価値を高め、 偉大な師に追いつきたい

株式会社ミラティブ 代表取締役CEO 赤川隼一 氏
ゲーム配信プラットフォーム「ミラティブ」の累計配信者数が570万人を突破。代表の赤川さんはいまや現代エンターテインメントをリードする存在だ。その経営の原点には、実業家・南場智子さんの教えがあるという。
「無茶ぶり」の洗礼が未来の力となった
赤川さんは2006(平成18)年にソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エーに入社した。大学卒業後は音楽関係の仕事に就く道しか思い描いていなかったが、音楽雑誌の会社に不採用とされたのを機に就職情報サイトをあさり、初めて行った会社説明会がディー・エヌ・エーのものだった。「社会人1年目に大事なのは成長の角度だ!」と熱く語る女性がいて、「なんだか面白そうな会社だな」と感じたのが入社のきっかけになった。
その女性はディー・エヌ・エーの創業者、南場智子さんだった。公言こそしないが、赤川さんの「師」となった人物だ。
新卒入社した会社で師とする人に出会うことができたのは、「ディー・エヌ・エーのカルチャーが自分の価値観と違和感なくフィットしましたし、南場さんの価値観を刷り込まれたせいもあるでしょう」と赤川さんは言う。
赤川さんは配属された広告営業で、いきなり「キミがこの数字を上げなきゃ株価が下がるからね」と必達を指示された。「無茶ぶり」はディー・エヌ・エーのカルチャーの一つだった。
赤川さんは、それまで社内で注目されていなかった展示会の会場に出向いて営業に励み、成果を出した。すると入社半年にしてグループマネージャーを任され、全員が年長者のグループに投げ込まれた。この時も赤川さんはマネジメントを工夫し成果を上げた。
「ディー・エヌ・エーでは社員それぞれが会社を代表する仕組みでしたから、お客様の反応は自分に直接返ってきます。やりがいがありました」
赤川さんは20代で最年少執行役員に就任。ディー・エヌ・エーに12年間勤めた後、社内事業としてスタートしたゲーム配信サービス事業を引き継ぐ形で18(同30)年に独立し、ミラティブを立ち上げた。
そのミラティブにはディー・エヌ・エーのカルチャーが受け継がれている。
「南場さんは、いまも業界でよく言われる『ことに向かう』だとか『仕事が人を成長させる』といったことを、僕が在籍していた創業初期の時代から言っていました。いまも素直にそのとおりだなと思っています」
取材・文 中山秀樹
写真提供 株式会社ミラティブ
本記事は、月刊『理念と経営』2026年2月号「特集1」から抜粋したものです。
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