企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論

机上の空論ではなく実践で鍛えられた人は強い

 コロナ後を憂うよりも、果敢に問題に挑めるような自己鍛練をしてください。あなたは「自分の仕事」を「会社のために」という気持ちで取り組んでいますか。時代が違うと言わず、高い志を持ってみませんか。仕事は最大の自己成長のツールです。

ちょっとだけ自分を超えてみませんか仕事について表面的な考えが横行しています

仕事について表面的な考えが横行しています。そういうものに煽られるのではなく、人生は仕事の哲学を持つことによって意味が深まります。ちょっとだけ自分を超えてみませんか。例えば、プロ野球の球場にはわれわれの見えない所で、危険なボールから観客を守るボールボーイが活躍しています。その職な腕さばきや、さりげない姿には自己鍛錬があります。投手の投げ球、打者のバットの振り具合から瞬時に反応して、危険なファウルボールを静かに受け止め、視客を守ります。ボールボーイのほとんどは野球が大好きで、プロ野球の正式選手になれなくても、「少しでも野球に触れたい」「声援を送る観客や選手たちの応援がしたい」「野球界に貢献して命を燃やしたい」という思いで臨んでいるそうです。静かな隠れた存在ですが、必死に険なポールからお客様を守っているのです。やりがいの観点からいえば、深い意味があります。現場力とは、どのような職業にも大きな使命があるという、深い気づきの能力です。現場なくして何事も機能しないのです。医療に関しても同じことが言えます。型コロナウイルスの感染拡大により病床が激選する中、必死で現場を支えているのが医療従事者たちです。その活躍に敬意を表します。企業経営でも「戦略は現場にあり」といわれるように、現場力の強化は常日頃の努力の積み重ねによって生じ、現場の創造力や経営革新力が戦略を生み出していくのです。

受け身ではなく能動的に挑み続けた

富士フィルムの古森動降前CEOは、営業現場で活躍した方ですが、自分に与えられた業務を受け身で行うのではなく、能動的に自ら考えて問題解決に挑み続けました。そういう事への取り組み姿勢が翼慣化し、ポストが上がるたびに探算性の低い事業部を改革していました。そのため、古森氏でなければ解決できない大きな仕事が回ってくるのです。求めたのではなく、なるべくしてトップになられたのです。成功した大きな理由は、「会社のため」と純粋に考え、そこに人生を懸けたことです。現代社会は「自分さえ良ければいい」という考えが大勢を占め、「会社のため」と言えば、ブラック企業などと誤解される時代です。しかし、古森氏は伸び続ける人と停滞する人の差を具体的に述べています。現場体験のない人の単なる評論ではありません。自分の目で長い間、人を観察し、結果として述べられています。「君はそのために何をしたのかね」古森氏が若いとき、営業活動に行ったときのエピソードです。「君の会社の印刷用製版フィルムは性能が良くない。だから(ライバルの)コダックを使っているんだ」とさんざんに批判されたそうです。当然、商談は成立しません。そのとき古森氏は会社を思う気持ちから、「開発部門や生産部門が良い製品を作ってくれないことには、営業マンは勝負のしようがない」「これではコダックに負けても仕方ない」と強い問題意識を持つようになります。

本記事は、月刊『理念と経営』2021年7月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。

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