企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論
現場力
2019年1月号
国の経済成長は、社会インフラの整備から始まっている

「すべての社員は我が社の宝であり、メンテナンス技術を通して社会のインフラを支える国の宝です」。この言葉は東洋計測㈱の和田厚社長の念もいです。現場の方々こそ真に国を支えているのです。
「現場の方々の献身」が社会を豊かにしている
社長力・管理力・現場力の三位一体経営は、お互いの献身でしか実現できません。社長や会長は、自分の時間を削って、現場の方々の献身にエールを送るべきです。高貴な立場になればなるほど、「先に憂い、後で楽しむ」精神が求められます。
それと同時に、現場の方々も献身的な働きを厭わない分、精神的に多くのものを得ることができます。私は「働き方改革」に関する政府の考え方にはいまでも大反対です。社員を大切にしていない悪質な経営者もいますが、働くことは社会を豊かにすることであり、やる気のある人まで縛り付けるのは自由に働くことを奪う、人間の権利侵害だと思っています。
もちろん、法律ですから、違法はいけません。私がトップとして判断するとしたら、理念に沿って「生産性革命」というビジョンを示します。日本の競争力は落ち、一人当たりの生産性も世界では恥ずかしい位置です。
いろいろな研修を行っていると、仕事時間を制限されて収入が減ったと嘆く人も多くいます。そのことで離職者が出て困窮している企業もあります。
本記事は、月刊『理念と経営』2019年1月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。
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