企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論

ドクター・ヘリの青年医師の果敢で「崇高な精神」に学びませんか

バドミントンの世界覇者である桃田賢斗選手は、基礎体力をつけるために徹底して肉体をいじめ抜いて、自己を鍛えたそうです。
緊張すると人間はストレスをためるようにできています。最大のストレス解消法は、そのストレスを楽しむことです。それによって能力は倍加されるのです。

困難に遭ったときなどに「人間の能力」は高まる

私は社長や幹部、後継者を対象に、「THEマスターコミュニケーション」という教育カリキュラムを担当しています。
そこでは、人間の脳には長所・短所の両面があるとお伝えしています。人間として立派な人たちには、危険察知能力の高さや、現状否定の能力があります。
高みを求めて生きていると、自然とチャレンジ精神や危険察知能力が養われるのです。

危険を察知しているときは、ノルアドレナリンという、人を緊張させる脳内物質が分泌されています。
バドミントンの桃田選手は世界の覇者になっても、まだ自分を追い込み鍛えています。
プロスポーツ選手で一流と言われる人は、誰もが、もう駄目かという限界に挑んで自分の能力を開発しているのです。
ある意味、絶えず緊張状態の中で生きているのではないでしょうか。

困難に遭ったときなどに、人間の能力は高まるのです。
目の前の危険を避けるか、逆に、危険に立ち向かうかの判断をしますから、脳は研ぎすまされていきます。

不安や、恐怖や、怒りや、激しい闘争心を燃やすときには、ノルアドレナリンとアドレナリンが分泌されます。
これら2つの脳内物質は決して悪いものではありません。適度な緊張状態が人を成長させるのです。

われわれの祖先は危険の中から生きる知恵を身につけてきました。
実践的・体験的に正しい判断力を持つようになり、人間の祖先であるホモ・サピエンスは、体力や筋力などで圧倒的に勝るネアンデルタール人がほぼ絶滅するなかで、命を育み奇跡的に生き延びてきたのです。

「時間が長い」「きつい」とは言えない立場がある

ノルアドレナリンやアドレナリンは、人間に緊張を与える、よくない脳内物質だという説があります。
悪い側面でみると、場所や、時や人によって異なり、こうした説も間違いではありません。

しかし、社長力でお伝えしたドクター・ヘリの20数人の医師は、

1 食事時間もゆっくりとれない、
2 いざとなるといつ帰宅できるかどうかもわからない、
3 3日4日帰れないことも珍しくない過酷な状況の中で、
4 まるで戦場のような状況を乗り越えていくのです。

なかでも29歳の青年医師の奮闘には大いに励まされました

本記事は、月刊『理念と経営』2018年10月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。

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