企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論

あなたの目覚めが仲間に及び、働きやすい職場づくりに貢献する

あなたの会社にはどんな壁がありますか。管理力とは、自社の可能性を妨げているものを自覚することから始まります。「アクティベート(活性化する)」には、すべてのものを活性化する幅の広さと実践的意味合いがあるのです。

一人のアクティベーターが会社や社会を動かす

お客様があなたの力で自社の製品やサービスを再購入してくださったとしたら、あなたはそのお客様をアクティベーション(活性化)したことになります。つまり、あなたの言動や熱意、親切な態度が、お客様をその気にさせたことになり、活性化させたことになるのです。

そして、あなたの現場力はあなたの会社を活性化させ、再購入された製品やサービスで、お客様の会社や家庭を活性化します。

現場力の観点からも、アクティベーションは重要なことになります。現場は会社の一部分ではなく、あなた次第で自分自身をアクティベーションできるからです。

活性化したあなたの影響で、部署や仲間も、次に会社全体がアクティベーションされ、業績向上に寄与したことになります。結果、その業績が雇用を生み出し、そのことであなたは社会をアクティベーションできる人財に成長するのです。

小さな頃から丁稚奉公に出て辛酸を舐め、成功企業をつくり、〝経営の神様〞といわれる松下幸之助翁(パナソニック創業者)は、「1人の目覚めが100人に及び、100人の目覚めが1000人に及び、1000人の目覚めが会社全体、社会に及ぶ」と述べています。

意味は、どんな会社にも大きな壁がありますが、あなた1人の目覚めが職場の仲間に及んで、働きやすい職場づくりに貢献していくということです。すべては1人の目覚めから始まるのです。

自主責任意識を発揮すれば企業成功のうねりとなる

何らかの行為をして起きる影響を「作用」(action))と呼びます。通常、actionは「行動」と訳されますが、三文字のactの語源はラテン語の「actus」が由来です。最終的に「行為」を意味します。

人は最大の財産ですが、現場力とは、まさに、この一人の「自主責任意識」の目覚めや行動のことです。それこそが大きな企業成功や発展のうねりになっていくのです。

私は「アクティベート(活性化する)」という言葉が大好きです。アクティベートされたあなたが父親となり母親となったとき、あなたの子供さんは間違いなく立派な子供に育つはずです。

本記事は、月刊『理念と経営』2018年6月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。

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