企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論

もっと理想を高く持って頂上を目指して登っていきませんか

経常利益率10㌫という目標に対して、あなたはどのような反応を示しますか。前向きになりますか。もっと働かせられるのか、という反応ですか。企業を永続しあなたを幸福にしていく手段として、利益は必要不可欠なものです。

〝四大聖人〞の1人にあたる孔子のお金に対する考え方

あなたの会社はどれだけ経常利益を出していますか。世界はお金中心の時代になり、貧富の格差が大きくなっています。ある面、世界中がバブル状態で地価高騰も起きています。

そういう中で、経常利益率10㌫経営を提言しますと、金融資本主義の促進のように反発を感じる方々もいると思います。誤解を招かないように、四大聖人の一人にあたる孔子のお金に対する考え方をご紹介します。

孔子は、『論語』述而第7「富にして求むべくんば、執鞭の士と雖も、吾亦之を爲さん」と述べています。つまり、「私は、どうしても人に役立つようなお金が必要であれば、どんなに卑しい仕事でも敢えて引き受けて、お金のために頑張ろうと思う」ということです。

しかし、「どんなに多額のお金であっても、理由もなく人の道にはずれるようなことなら、敢えて求めずに貧乏にも耐えて生きていこうと思っている」とも述べています。同じお金でも、理由いかんで罪をつくり人間を駄目にします。お金に目が眩むようでは、例えお金持ちになったとはいえ、「人間としての生きる意味」を失ってしまうのです。

ところが、生きたお金は人間を豊かにし、会社で働く人々の幸福をつくり、会社を永続させるのです。資金不足が研究開発を遅らせ、社会の問題を解決するサービスや技術を駄目にします。

ではなぜ、中小企業の赤字が多いのでしょうか。一つには、経営理念が希薄で組織がバラバラだからです。二つには、社長や幹部のリーダーシップや経営能力の問題です。三つ目が現場力の欠如です。社長力・管理力・現場力が三位一体になっていないのです。

問題意識とモチベーションと努力の三要素を継続しよう

人間の能力は同じなのです。常日頃から理想を高くして努力をしていけば、誰もが本来の潜在能力を開花させることができるのです。

本記事は、月刊『理念と経営』2018年4月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。

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