企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論

無意識に存在する「成長の壁」を破れば、必ず好業績となる

社長は人財をはじめ、自社の経営資源を最大限にアクティベーション(活性化)するために存在します。成功するためには社長自身の心の中にある壁を破ることです。激変の新しい時代でこそ、社長力次第でチャンスになり得るのです。

イノベーションを通して成功企業づくりをしよう

企業経営の根幹は、経営理念、ビジョン、使命・目的です。そうした価値体系が正しく機能する社風にして、成長戦略や差別化戦略、競争優位戦略などを立案するのが、社長の最大の仕事です。

その上で、年度方針や中期方針がトップマネジメントとして採択され、企業の盛衰を決めていくのです。私は研修講師もしていますが、今年の研修テーマは「イノベーションを通して成功企業づくりをしよう」です。今回は、アクティベーション(活性化)について述べてみたいと思います。

私の創業以来の使命は「中小企業の活性化」であり、ビジョンは「研修受講企業の100㌫黒字」です。そのためにも社長が最優先すべき仕事は、自社の経営資源のすべてをアクティベーションすることです。あえて4月号の三位一体論に「経常利益率10㌫」という提言をさせていただきました。つまり、社長がハードルを上げていなければ、自社の人・物・金・情報などの経営資源を最大化するアクティベーションの知恵は生まれません。

アクティベーションに成功すれば、生産性が悪いといわれる労働集約型産業でも、経常利益10㌫は成し遂げられています。全員経営・スピード経営・トータル経営を目指せば、必ず成功企業になれるのです。

もちろん、先に数字ありきでは、働く人たちは疲弊します。働く人たちの喜びをつくり、協力業者の方々からの満足も生み出さなければなりません。お客様の満足は当然のことです。

どの会社にも成長を妨げる“無自覚の壁“がある

そのために、社長力の第一は自分自身のハードルを少し上げてみることです。人を育て、商品を開発し、自社をアクティベーションしていけば、どの企業も成功します。まずは、今持っている経営資源の最大活用と付加価値の統合が求められます。

社長力とは、人・物・金・情報などの経営資源を活性化させる力のことです。

つまり、社長の最大の責務は、経営幹部の知恵を借り、現場の声を吸い上げて、経営革新の仕組みを作ることです。

本記事は、月刊『理念と経営』2018年6月号「企業の成功法則 社長力・管理力・現場力 三位一体論」から抜粋したものです。

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