導入企業の声
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仲間の前向きな意見を聞くことで「よし、一日頑張ろう!」と
株式会社栄光スポーツ
筒塩 佳美私たちの会社は、岡山県岡山市でスポーツ用品の販売を行なっております。
店舗は一店舗ですが、競技ごとに六つのフロアに分かれているため、日頃スタッフ同士で意見を交わす場が少なく、一日ほとんど話すことも、ややもすれば顔を合わせることすらないスタッフもいるような状況でした。
それが、本誌を使った社内勉強会や「13の德目朝礼」を取り入れてからは、お互いの価値観を共有できるようになり、フロアの状況把握やサービスレベルが統一化されてきました。また、以前に比べ、職務に対してのコミュニケーションが密に図れて、担当以外のフロアのスタッフとも、仕事をフォローし合えるようになってきたことを実感しています。
勉強会の実施方法も、一回に長い時間かけて行なうのではなく、月二回、日曜日の開店前のミーティング時に設問を分け、集中して取り組むようにしています。朝から会社の仲間の前向きな意見を聞くことで、「よし、一日頑張ろう!」とやる気が湧き、気持ち良く仕事がスタートできる、大切な時間になっています。 -
“喜び合える環境づくり”につながる「四つの意識」の向上
有限会社厨ぼうず
桝家 次郎当社は、「食文化を通じてお客様に笑顔と喜びと感動を提供し地域に愛されるNO.1店舗を目指します」を経営理念に掲げ、洋風居酒屋とスイーツ&カフェの2店舗を営業しております。①お客様の満足を私たちの満足とし、②「幸福」の創造のために挑戦し続け積極的に取り組み、③「感謝の気持ちをいつも忘れない、というスローガンのもと、「食」で地域社会の人々のお役に立つことを目的としています。
社内勉強会は2年前から月に1回、毎回リーダーを代えて実施しています。当初はパートさんやアルバイトさんが多いなかでなかなか参加率が上がらず、意見や提案が乏しかったのですが、会を重ねるにつれ、徐々にリーダーもコツをつかみ、型にとらわれない当社独自の勉強会を確立してきました。
①自らの成長に本気で取り組む、②「仕事を通して謙虚さを学ぶ、③否定的ではなく、肯定的に受け止める、④身だしなみや立ち居振る舞いに気をつける。この「四つの意識」の向上が、スタッフ同士が喜び合える環境づくりにつながっていると感じます。 -
改善案やより良い仕組みづくりに知恵を出し合うスタッフたち
イマガワリフォーム 今川住宅設備株式会社
今川 貴晶弊社は、岡山県笠岡市にて、住宅リフォーム専門店を営んでおります。この春からは新たに、リフォームの専門性を高めるために1級建築士事務所を、そして今まで以上に地域に根差した会社にするために不動産事業部を、それぞれスタートさせました。
経営理念は「For people's happiness」(人々の幸せのために)です。弊社に関わりをもった方々の幸せづくりを通じて自らも幸せになる、という思いが込められています。
この経営理念を社内に浸透させるためには、まずは価値観の構築と共有が大事だと気づき、社内勉強会を始めました。
開催してから1年が経ち、当初の目的である価値観の構築と共有はもちろんのこと、その他、業務の改善案やより良い仕組みづくりについても、スタッフが一生懸命知恵を出し合い、取り組んでくれています。また、他社の事例から学び、自社の仕事に落とし込むことを考えるようになったことも成果の一つです。
「仕事」を通じてスタッフと語り合える楽しい場であり、貴重な時間です。今後も、みんなで学び、ともに成長していきたいと思っております。 -
自分の考えを発表したからには今後は、行動が伴わないといけない
関本屋株式会社
関根 章博私たちの会社は、埼玉県日高市で、こんにゃくや、夏季にはところてんを製造しています。明治時代から家業として受け継がれ、七年前に法人化しました。
それまでは経営者が自ら学ぶということがなく、ましてや、会社や社員さんの将来について、みんなでじっくりと話し合うこともありませんでした。ただ、漠然と、社員さんが「よし、この会社でがんばっていこう!」と思えるやりがいのある職場、感謝しあえる社風にしていきたいと考えてはいました。
そうしたなかで、ふと、本誌を使った勉強会を始めてみようと思い立ち、一年前に、二名で実施してきました。以前から社内コミュニケーションが不足しがちでしたが、お互いの考え方を発表し合い、認め合う絶好の機会だと実感しています。
発表したからには、今後は行動が伴わないといけません。だから、まずは挨拶・掃除などの基本に取り組み、習慣化してきました。今後は、社員全員が参加していけるような勉強会にして、みんなで学び続けたいと思っています。 -
月刊『理念と経営』の社内勉強会は「OJTツール」の一つです
株式会社夢創ダイニング
西川 光司私どもは、大阪府箕面市で焼き鳥店を三店舗経営しております。
今年で創業一九年目に入りますが、「お客様の幸せ」「スタッフの幸せ」「取引業者様の幸せ」「地域社会の幸せ」「会社の幸せ」「家族の幸せ」「自分の幸せ」という“七つの幸せ”を経営理念に掲げ、日々の営業に取り組んでいます。
この社内勉強会を取り入れて四年目になりました。弊社では、導入当初から社員さんが一生懸命に取り組んでくれています。
例えば、異業種のいろいろな成功事例をヒントに、自社に取り入れられることを自ら考え、行動してくれるようになり、また、「社長力・管理力・現場力の三位一体論」には非常に関心が高く、各々の立場と役割を再認識できています。少しずつ、与えられた立場にふさわしい行動がとれるようにもなり、責任感も日に日に強くなってきました。意見を交わし合うなかで物事への視野が広がり、価値観の共有もできるようになりました。
今後も、月刊『理念と経営』の社内勉強会をOJTツールの一つとして活用していきたいです。 -
スタッフさんの意外な個性に気づいたり洞察力の深さに感心したり......
鶴田幸之税理士事務所
鶴田 幸之当社は、医療・介護分野に特化した会計事務所です。クライアント様が安心して医療・介護業務に従事できるように、決算書の作成や月々の試算表のご説明に加え、医療・介護コンサルタントを顧問に迎え診療行為の分析や、医療・介護行政の動向などの情報提供といったサポートを行なっています。
元々、専門家意識が強い業種ですので、物事を理屈っぽく捉えてしまう傾向があり、「そのような態度では、経営者の本当の苦しみや喜びには共感できない」と感じていました。そこで、専門知識に偏りがちな思考回路を"人を中心とした経営"に考え方をシフトさせ、同時に、一人ひとりの人間力を高めるために勉強会を始めました。
導入して二年が経ちますが、日常の会話の中ではわからない、スタッフさんの意外な個性に気づいたり、びっしり書き込まれた設問表を見て、その洞察力の深さに感心したりすることもしばしばありました。
これからも、クライアント様と一緒に、喜びや悲しみを共感できる人間に成長できるよう、ともに学び続けていきます。 -
「共感力」と「気づき」が深まる、と手ごたえを感じる社員さんたち
株式会社プラン・ドゥ(不動産)
杉山 浩一当社は東京都港区を拠点に、リノベーションした賃貸用不動産を富裕層のお客様にご購入いただき、その管理を受託するという事業を行なっております。
社内勉強会を実施して一年半ほどになります。導入した目的は、(1)他社の事例を通じて、経営理念を軸にして仕事を行なうことの大切さを学ぶこと。そして、(2)私たちがお客様に提供しているものは「健全なる賃貸不動産経営」なので、全社員が経営感覚をもつこと、という二点でした。
回を重ねるごとに、当社の理念である「不動産にかかわるすべての人に幸せを」の浸透を実感していますが、その理念の浸透に伴って、社内で「共感力」が育まれていることや、一人ひとりの個性的な発表で新たな「気づき」が得られていることなどの発見もありました。この「共感力」と「気づき」が深まっていくことに社員さんも手ごたえを感じ、楽しみながら学んでいます。
自分の仕事の意味を深く考えられる機会として、これからも全員参加型経営にこだわり、勉強会を盛り上げていきます。 -
社長も参加しているので経営者の想いを直接聞けて好評
住宅型有料老人ホーム すまいるハッピー日進
加藤 靖子当社は、"させて頂けるだけでありがたい"をモットーに、名古屋市守山区、瀬戸市、日進市で訪問介護、デイサービス、福祉用具貸与、居宅介護支援、有料老人ホームといった高齢者介護事業を行なっております。
この勉強会では、他社の事例から学んで仕事に活かし、よりご利用者様に喜んでいただくこと、また、社内での部署間のつながりを深めたいという二つの目的があり、五年前に開始しました。
今は始めたころより、部署も社員数も増えていますので、部署間の距離を縮めることができる、とても良い機会となっています。
当社では社長も参加しています。社長の想いを直接聞くことができるので社員さんたちに好評ですし、社長自身も、社員さんたちの意見を聞けることを、何よりも楽しみに参加されています。
毎回、ケーキとお茶の用意もあり、社長、幹部、社員さんの垣根のない楽しい勉強会になっています。今後もみんなで学びを深め、地域の方から愛され、無くてはならない介護施設にしていきたいと思います。 -
当社が月刊『理念と経営』に掲載されることを夢に頑張ってきました
株式会社長谷川エンジニアリングサービス(電気工事)
瓜生マユミ当社は、電気工事などの設備運用を支援する、設備サービス業を行なっています。「ありがとうで感動を!」を経営理念に掲げ、お客様からより大きなありがとうをいただける会社を目指しています。
勉強会は、五年ほど前から社員全員で実施していますが、当初は、設問の回答がなかなか埋まらないこともありました。でも今では、仕事の都合で参加できない人も、事前に回答用紙を提出してくれたり、業務中でも勉強会の話題が出たりと、社内コミュニケーションの向上にもつながっています。
その用紙には、社長がコメントをつけてくれるので、みんなのモチベーションもあがり、さらにお客様に喜んでもらおうと、前向きに仕事に取り組んでいます。三年前、「あなたの夢は何ですか?」という設問項目があり、そのとき私は「月刊『理念と経営』に当社が掲載されること」と発表して、それを目標にしてきました。今、思い続ければ夢はかなうことを実感し、感激しています。私を応援し、一緒に喜んでくれた会社のみんなに感謝しています。ありがとう。 -
会議でも発言意欲が増し、ぐんぐん成長してくれている
株式会社プロスパー(鍼灸接骨院)
曽和 栄司我が社は、兵庫県尼崎市で鍼灸接骨院を営んでいます。「本物の東洋医学を目指す」をモットーに掲げ、若年から高齢者、スポーツ選手、身体障がい者の方々まで、幅の広い治療に携わっています。
社内勉強会開催の目的は、(1)人間観や社会観を磨くこと、(2)自律性(気づき・自発的・親密的)を向上させ、"三方よし"(売り手よし・買い手よし・世間よし)の精神を根付かせること、(3)経営理念「仁愛の心をもって、治療とケアにあたり、感動と成果を創り出す」の浸透、(4)経営感覚をもつこと、です。
勉強会で意見を述べ合うことにより、各自が「考え方」の違いに気づき、コミュニケーションの幅が広がったことが大きな変化です。会議でもその効果は見られ、とくに発言意欲が増し、自律性が培われてきました。経営理念に対する意識も深まり、理念を基盤にして会話ができるようにもなっています。
「医は仁術なり」といわれ、私はこのことをいつもスタッフに伝えています。その思いをみんなが共有してくれ、ぐんぐん成長してくれているのがとても嬉しいです。