導入企業の声
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一年目のスタッフもとても楽しそうに積極的に発表
ザッツコーポレーション株式会社
藤内 義久社内勉強会を実施して六年になりますが、今ではなくてはならない大切な月一回の行事となっています。美容業の当社にとって、人と関わる能力は重要で、話す力、聞く力、理解する力を付けるうえでとても効果的です。
各店舗の店長からアシスタントまでが一堂に会し、普段コミュニケーションが少ない人同士が考え方を共有できるよう、毎回異なるメンバーで八人一組、六つのグループに分けて勉強会を続けています。ワンフロアで五〇名近くが一斉にディスカッションを行なうさまは、とてもダイナミックです。
おかげさまで会社全体の和と人間関係の向上につながっています。終了後、設問表を回収し、一人ひとりにメッセージを書いて返していますので、経営者との貴重な意思疎通の機会にもなっています。当初は一年目のスタッフには難しいのではと思ったりもしましたが、とても楽しそうに積極的に発表しており、良い刺激の場となっています。 -
「お客様の役にもっと立ちたい」「会社の発展につなげたい」
株式会社高橋商事
小松 武志私たちは、高知市でLPガス販売を営んでいます。
経営理念の浸透、価値観の共有、自らが考え行動できる人財づくりを目的に、勉強会を行なっています。
設問表を基に、お客様に喜んでいただけたこと、お叱りを受けたこと、社員が実際に経験したことを発表し、ディスカッションしています。毎回続けることで、プレゼンテーション能力が向上し、お互いの価値観や意見を尊重し受け止める力も身に付いてきました。社員一人ひとりの発想も豊かになったと感じています。
意見がぶつかりあい、熱くなってしまうこともありますが、「お客様の役にもっと立ちたい」「会社の発展につなげたい」という社員の熱意と努力は、社員全員の良い刺激ともなっています。
今後も「共存共栄の商売」を目指して、社外とのネットワークを今以上に構築し、勉強会の輪を広げながら、お互いが成長しあえる場にしたいと考えています。 -
他社との合同勉強会によって社員の経営意識が高まった
カート株式会社
石原 満弊社は、二〇〇四(平成16)年に創業しました。「関わる全ての人が幸せになること」という経営理念のもと、神戸市内を商圏として厨房機器販売業を営んでおります。
「理念と経営」社内勉強会は、二年前から導入しています。ところが当初は少人数であったためか、意見が偏ったり、発言ができない人がいたりしました。
そこで勉強会の活性化のために、他社との合同勉強会を企画しました。現在は、本社がある加古川市内を拠点に異業種企業四社が集まり、意見を交わしています。
「お客様が喜ぶサービスとは何か」、そのヒントを得たり、他社の経営者とのディスカッションによって経営意識が高まったり、社員も大変刺激になっているようです。
また、「承認」することの大切さを学び、積極的で自由な発言が増え、今まで以上に風通しのよい社風になってきました。
主体性をもって学ぶ人財育成のため、設問表は若手社員が中心になって独自に作成しています。
「職場をより良くしたい」という意識の高いメンバーでの勉強会は、モチベーションを高め合う非常に良い機会になっています。 -
少しずつ経営感覚も磨かれ「考える社風」になってきた
Jade
野村 和哉私たちの仕事は美容業です。技術職ゆえに専門的知識はありますが、経営感覚を磨く機会が少なく、視野が狭くなりがちでした。社員さんに、多くの情報に触れ、知識を養っていただきたくて勉強会の導入を決めました。
当初は、活字に慣れていないせいか、要約力は低く、設問に対する回答も行数にして一、二行程度。雑な字を書く社員さんも何名かいました。でも勉強会に対する抵抗はなく、素直に取り組んでくれていました。
あれから約六年。今では回答の内容も質が高く、用紙からはみ出るほどに記入してくれ、字も丁寧で読み手に「見やすいように」という思いやりをも感じるほどです。
最初の三年間は、購読料は会社負担でした。四年目から「今後、自己投資として実費になっても続けていきたいですか」との問いに「続けたい」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。
仕事を終えてからの勉強会ですので帰宅時間も遅くなり心配でしたが、指示していないのに早朝を使い、時間をつくりだす工夫をしてくれました。徐々に経営感覚も磨かれ、「考える社風」になってきたと感じています。
社員の皆さん、ありがとう。 -
一人ひとりが「主役」になれるその環境づくりに最良な勉強会
株式会社沖縄美健
本村 周一当社は、沖縄の健康食品の卸・通販を行なっております。毎月三〇〇〇名ほどの通販のお客様とは、顔の見えないやりとりです。その中で「いかに継続していただけるか」が非常に重要になります。
そこで求められるのが、自らの考えでお客様のために行動するスタッフの「ホスピタリティー実践」です。
社内勉強会は、我流ながら創刊号から継続してきました。最初は、あまり意見も出ず、輪読のみでしたが、回を重ねるごとに、「お客様にもっとできることは何か」「他社の事例から応用できるアイデアは?」など発表するようになりました。
「意見が自由に言える」「真剣に聞いてもらえる」という環境ができたおかげで、業務でも、お客様視点に立ち、自発的な顧客満足活動を実践するスタッフが多くなり、それに比例するように業績も向上しました。
勉強会が継続できているのは、運用の改善を重ねたからだと思います。その一つが業務時間内の開催に変えたこと。「勉強会は、仕事の一環である」と強く打ち出したことで参加者の意識を引き締めました。
加えて「真剣にみんなで話し合う」という本質的な楽しさを感じ始めたことも大きいように思います。 -
“全員で学ぶ”ことの大切さを身をもって体験しました
株式会社ビルドアトリエ
北野 信英わが社は、太陽光発電の設備工事やカーテンのネット販売などを営んでいます。
昨年六月より「顧客満足度ナンバーワン」とのビジョンを掲げ、勉強会をスタートしました。活字の苦手な社員さんには個別に事前勉強会など、幹部や先輩社員が粘り強くサーポートし、今では自分の意見や改善案を全員が自信をもって語り合える、笑顔の絶えない勉強会になりました。
開始して三カ月経ったころ、お客様からお手紙をいただきました。その中には「組織の体制や役割分担ができていて手際が良い」「都度、施工確認のために声をかけてくれ安心できる」「猛暑であったのに、誰一人暑さのことを口にすることなく、人間性の高さを感じた」「最高のチームワークと高品質をもったプロフェッショナル集団」......、身に余るほどのたくさんの感謝とお褒めの言葉が綴られていました。元請け先からも感謝され、「模範の会社」として社内報の全国版に掲載していただきました。
真剣にビジョンを掲げて取り組む中での成果に、みんなで涙を浮かべて喜び合いました。そして、全員で学ぶことの大切さを、身をもって体験することができたのです。 -
社員から教わることも多くそのたびにスタッフの成長を実感
株式会社CURE
西河 就之わが社は、全社員が参加する月に一度の全体ミーティングの中で、社内勉強会に取り組んでいます。
ミーティングの始まりは、必ず勉強会からスタートします。頭の準備体操にもなり、良い雰囲気でミーティングに入ることができるからです。
実施して一番変わったのは、社内に熱気と仲間との一体感が生まれたことです。
さらには、本を読む習慣や考えをまとめる力、発言する力、要約する力、傾聴する力がついたことや、スタッフ間によるコミュニケーションの活性化も実感しています。「何のための勉強会なのか」「どんな能力が身につくのか」といった目的を繰り返し伝えるからこそ、肯定的に前向きに取り組んでくれるのだと思います。
一生懸命書いてくれた社員の設問用紙に、社長と幹部の二名で赤ペンコメントして返しています。各々の考え方や、ぶち当たっている壁を知ることができ、スタッフを知るうえで大切なツールとなっています。社員から教わることも多く、そのたびに彼らの成長を実感できて嬉しくなります。
これからもスタッフが、それぞれの考えを発言する場・成長する場として活用してまいります。 -
年齢や部署を超えた意見交換で強い絆を形成しています
岡山ビューホテル
中村 明子私たちは、岡山市でビジネスホテルを営んでおります。社内勉強会をスタートし、約六年。普段、なかなか他部署のスタッフと意見交換をする場がないため、コミュニケーションの場として大きな役割を果たしています。
わが社のスタッフは二〇代~六〇代と年齢層の幅が広く、新入社員ならではの新鮮な発想や、ベテラン社員の今までの体験談などを聞くことができて、大変勉強になります。
また、マンネリ化を防ぐため、全スタッフを二グループに分け、毎回メンバーをシャッフルしたり、各設門毎に司会進行役を交代したりと、常に適度な緊張感と新鮮味をもって臨めるよう工夫しています。
時には異業種の社員さんが参加することもあり、いつもとは違った目線や角度から考えることも大切にしています。
今年から若い社員にやる場を与えるべく、勉強会のリーダーを交代制にしました。若い社員のリーダーシップ育成の場として、また、部署を超えたコミュニケーションの場として、今後もさらに活発な勉強会になることを期待しています。 -
仲間の意外な一面を知る貴重な機会になっています
株式会社谷川工業
谷川 理弊社は、二〇〇九(平成21)年に創業し、今年で六年目を迎えます。
岡山市を拠点に、建築装飾金物を中心とした金属加工を行なっており、例えば、公共施設の手摺りやパネルといった、みなさまの目に触れることも多い製品を作っています。
最初は社長である私と社員の二名だけの、小さな工場からスタートしました。
しかし、今では社員数が二〇名を超えるまでに成長し、その後も順調に業績を上げています。昨年からは新しい試みとして、月に一度の社内勉強会を開くようになりました。
昼休みを利用して三つのグループに分かれ、和やかな雰囲気で実施しています。社員が増えるにつれて年齢層も幅広くなり、一人ひとりの経験や部署の違いがあるなか、勉強会では、普段の業務中には話題にあがることのないテーマについて発表し合い、お互いに刺激を受けているようです。
また、心に響く文章の箇所や感想にも個人差があり、記事の内容についての思わぬ発見に加えて、親睦会などでも見ることのできない仲間の意外な一面を知る貴重な機会になっています。 -
社員の考え方や価値観が揃ってきたことに驚く日々
株式会社ヴィーヴォ
堀本 学弊社は長野県松本市にて二〇一三(平成25)年八月に創業しました。
「人生の節目・足跡、そして感動の瞬間をカタチに残し、愛ある人間社会を再確認し、未来を伝えることを使命とする」というミッションを掲げ、ウエディング写真や学校の卒業アルバム製作・スタジオ撮影など、人々の絆を繋ぐお手伝いをしております。
本誌を活用した勉強会を始めて前社から含めて二年ほどになりますが、社員が発する言葉、つまりは考え方や価値観が揃ってきたことに正直驚いています。
毎月一回、二時間かけて行ないますが、多くの場合、話が脱線して、「この考え方面白い!じゃあ、この発想で一人ずつ相手のいいところ言ってみようか」「毎月テーマを決めてスローガンを作ろう!」などと話が広がります。
私が意図的に主導しないで、みんなの自主性に任せており、この勉強会を楽しんでもらっています。
現在は、社員さんを含め、四名で実施していますが、今年はパートさん一〇名とパートナーのカメラマン一〇名ほどもこのメンバーに入れて、更なる勉強会の進化をしていきたいと思っています。