導入企業の声
-
社内に笑顔が増え、全員が仕事に誇りを持てるようになった
有限会社松山自動車
中 俊二郎当社は、今年で創業55年を迎える街の自動車整備工場です。安全安心を第一に、地域の皆さんの車に関すること(車検を中心に自動車販売、保険など)をワンストップで対応できるショップとして営業しています。
会を始めるまでは、お客様には喜ばれるけど、社員さんには働く喜びを感じてもらえない、そんな状況が続きました。これでは会社は成長しない、何とかしなければと思ったのが、共に学ぶ会を始めたきっかけです。
当初はやはり苦労がありました。反発や照れで表情が強張っている、話が弾まない、リポートも空白が目立つなど。
皆の緊張が和らぐよう配慮したり、事前にリポートを提出してもらいコメントを添えたり、工夫しながら回を重ねていくうちに発言が増え、会社として社員としてどうあるべきか考えが共有できるようになりました。そして同時に、日頃のコミュニケーションも良くなったことを思い出します。
自然と社内に笑顔が増え、社風が変わり、皆仕事に誇りが持てるようになったのは、この会のおかげです。
人の成長が、会社も人生も変えるという信念のもと、これからも勉強会を続けるつもりです。 -
経営理念の浸透に役立ち価値教育になっている
和新工業株式会社
森 茂博当社は創業46年の金属製品の製造業です。「安全とお役立ちの提供」による社会貢献を経営理念とし、お客様の問題解決パートナーになることをスタンスとして事業を行っております。
この会を始めて7年になります。スタート時は管理職が中心の勉強会でしたが、現在は全社員20名で行っております。他社の勉強会を参考にして、現在のわが社のスタイルとなりました。
会では、あらかじめグループメンバー、グループ討論をする設問、リポート提出の設問を案内しておきます。当日は事前に読んできた設問に関し、討論を行い、グループ発表で討論内容を全員で共有します。
終了後、まとめのリポートと3つの設問に関し、各自の学び、気づきをリポートとして提出してもらいます。そのリポートに対し、私が赤ペンでコメントを入れ、返します。
以前はリポートの内容は感想文が多かったのですが、最近は自分自身の気づき、課題の把握等の内容に進化しました。コミュニケーションの活性化、経営理念の浸透に役立っており、価値観教育になっていると実感しています。 -
"いいこと"を共有することでお店の社風がつくられる
株式会社HBH
久保 愛実弊社は、兵庫県高砂市と加古川市に美容室2店舗を経営している会社です。価値観を共有することでみんなが成長し、さらに会社をよくするために社内勉強会を導入しました。
勉強会の場を通して、普段意識せずにそれぞれがしている"いいこと"の共有ができています。これがお店全体の社風をつくり、お客様の居心地のよさをつくっていると思います。
例えば、お客様のシャンプーを終了した際に「お手洗いは大丈夫ですか」と1人の社員は確認しています。しかし、そのお声掛けがまったく頭になかった社員もいます。それが共有されて今では全員が「お手洗いは大丈夫ですか」と伺うようになりました。
お客様からもそんな小さい嬉しいこと、痒いところに手が届くことを褒めていただいています。
また、新入社員にとってもこの時間はより多くの社員たちの考えを聞けるので、会社全体の価値観や雰囲気がすぐに伝わっていると思います。
これからも社内勉強会の時間でよりたくさんのことを共有し、HBHに関わるすべての人が幸せになるお手伝いができたらなと思っています。 -
もっと社内勉強会を有意義な時間にしたい
株式会社中村工務店
橋浦 さよこ弊社は、長崎市に本社を置き、住宅のリフォームを専門で行っています。
社内勉強会を始めて3年目になります。最初は営業部長が1人で呼びかけをし、グループ分けを行っていました。その頃は設問表が埋まらないままで参加しているスタッフが多い状態でした。また、何のためにしているのか、わからないという声もよく耳にしていました。
しかし、継続していくうちに、もっと社内勉強会を有意義な時間にしたい、という思いを持つスタッフが出てきて「社内勉強会委員会」が生まれました。
そして現在は、「前向きな言葉を使う」「人の意見を否定しない」というルールをもとに、社内勉強会委員会の人たちで自社に合った設問を作成して、全スタッフでリーダーを順番に回して、設問表にコメントを書いて添削しています。
最近は1時間の勉強会の後にみんなでお昼ご飯を食べるようにもなりました。勉強会では笑い声が聞こえてくるときもあり、社内勉強会を有意義な時間にすることができています。 -
勉強会は自社の理念を深める大切な時間
サロンドポプリ
田中 久美子2018(平成30)年3月に創業30年を迎え、2年前に念願の2店舗目をオープンしました。トータルな美を追求し、心・体・技をコンセプトとした美容室づくりを目指しています。
社内勉強会は私が受講した研修で紹介されていたことがきっかけで、7年前から導入しています。
この7年の間にはスタッフの入れ替わりもありましたが、勉強会は自社の理念と照らし合わせ、深めることのできる大切な時間だと感じています。
スタッフの設問表は回収し、私からのコメントを書いて戻すことで私の思いも伝えることができています。次第にスタッフが順番にリーダーを務めてもらい、グループごとの発表もしてもらうように工夫しています。
最初はやらされ感満載で発言も少なかったのですが、今では設問に対して自分の考えやそこでの気づきや学びをどのように実践していくかを具体的に発表できるようになりました。
やはり、どんなことも継続は力なりですね。 -
勉強会を始めたことでアットホームな雰囲気が生まれた
東栄株式会社
大塚 康広当社は1945(昭和20)年に創業し、住まいの水回りを中心に、電気・空調設備に関した工事とメンテナンスを行っています。
2010(平成22)年に参加した外部の研修を機に、社内勉強会を導入しました。現場と事務所のコミュニケーションを図ること、そして経営感覚を身につけてもらうことを目的に始めました。
初めは堅苦しく、ぎこちない雰囲気でした。設問表への記入が少なく、発言も少なかったと思います。しかし、勉強会を続けるうちに社員さん1人ひとりの発言が徐々に増えてきて、お互い本音で話せるようになりました。
最近ではお互いに問題提起をし、それを共有し合える場になってきています。また、お客様から、「以前と違ってアットホームな雰囲気でいいよね」とおっしゃっていただけるようにもなりました。
勉強会では社員さんが持ち回りで司会をしています。設問表の各項目に必ず「仕事で生かせることは?」「明日から使えることは?」といった文言を入れる工夫をしています。そこで出た意見を生かすために、勉強会後に社内ミーティングを実施しています -
仲間の意見を真剣に聞くことで認め合う気持ちが芽生えた
丸正運送株式会社
宮脇 貢当社は、お客様の問題を解決するために、1人ひとりが物流のプロであることに誇りを持ち、必死で誠実な対応をすることで、周りに「喜び」「笑顔」「安心」を届けています。
勉強会は「我夢社楽」と名付けています。由来は、「我」=自分の気持ちに誠実に。「夢」=自らの夢の実現のため。「社」=社員みんなの幸せのため。「楽」=率先して仕事を楽しむことです。
勉強会を始めた頃は、「何するの? 勉強? 無理やわ」。そんな状況から8年がたちます。人前で自分の考えを言うことすら抵抗があったあの頃から思い返すと自分たちの成長を実感できます。熱くなりすぎて喧嘩することもありましたが、今は言い合いになってもお互いを認め合う気持ちが芽生えたように感じます。
社内勉強会を通じて今より1歩前へ進むため、これからも仲間と共に勉強会を継続していきます。 -
回を重ねるごとに考え方が柔軟になっていく勉強会
株式会社成岐
木﨑 秀郁2008(平成20)年に、栃木県唯一の福祉車輛専門店として事業転換を図り現在に至っております。社内勉強会を取り入れて今年で8年目に突入します。導入以前は、私と2名のパートさんということもあり、社内で勉強する環境が整っておらず、不安もありました。同時期に経営理念ができ、さらにありがとう経営を目指していく意思決定をした時でもありました。勉強会では、『理念と経営』に掲載されている異業種からの学びがとても刺激になり、回を重ねるにつれて、感想・意見などが活発に出始め、考え方も柔軟になってきたと思います。
知識や知恵の向上という学びがあるのはもちろんのこと、さらに重要なのは社員さんとのコミュニケーションが充実する点です。社風をよくすることで、仕事に誇りを持てる環境にし、お客様に喜んでいただける仕事を行うことが会社の目的だと思います。
これからも、『理念と経営』の勉強会を永続させ、ありがとう経営の実践と心の経営を社員さんと共に創っていこうと思います。 -
勉強会の継続が実を結び、学ぶ社風へと変化してきた
株式会社マツミ
実松 大輔「相手が親兄弟だったらそんなことしたか?」
私が口癖のようにスタッフに言い続けた言葉です。大阪府茨木市で外壁塗装工事や土木工事、防水工事を中心とした事業展開をする弊社は「親兄弟の建物と思い塗らせて頂きます」をモットーに「親兄弟経営」で歩んできました。
「自分さえ良ければいい」「仕事をいかに楽にやるか」、そんな考えを持った人がスタッフの大半を占めている。それが勉強会を導入する前の状況でした。お世辞にもいい社風とは言えません。2008(平成20)年、追い打ちをかけるようにリーマン・ショックが起こり、3400万円の赤字となりました。そんな状況にメスを入れ、学ぶ社風をつくるため、社内勉強会を導入しました。
しかし、導入してから1年間でスタッフ13名のうち10名が辞めました。それでも「1年では変化はない、逃げずにやろう」と決心し、勉強会を継続しました。
1年では変わらない─。そうわかっているものの、次々と人が辞めていく。心が折れかけ、勉強会をやめようか悩みました。そんなとき、1人の事務スタッフが「勉強会、やりましょう!」と言ってくれたのです。すると、他の社員からも「僕らもやります!」という声が上がり始めました。継続したことが実を結んだ瞬間でした。これが会社の変わるきっかけだったと思います。
勉強会では、まともに学校に通ってこなかったスタッフも多く、勉強会では漢字が読めないことや意味が理解できないということがよくありました。そのたびに私は「これはなぁ......」と丁寧に解説しました。参加者にとって苦しい時期でありましたが、半年ほどたつと少しずつ勉強会に「楽しい」という雰囲気が漂い始めます。参加メンバーの理解度が上がり、「考えの幅が広がった」「コミュニケーションが濃密になって、会社と仲間が大好きになった」などの声が聞こえるようになったのです。
勉強会を始めて3年、ようやく学ぶ社風に変わってきました。スタッフが成長し、顧客からの評価が上がる。利益も上がり、スタッフの士気が高まり、さらに学ぶという好循環が生まれています。
また、業績もV字回復し、勉強会を導入するまでと導入してからを比べると、導入後が飛躍的に成果を生んでいます。 -
勉強会を継続したことで愛されるお店に成長しました
有限会社西村自動車
逢坂 正寿徳島県西部、三好郡東みよし町にて自動車整備業を営んでおります。1965(昭和40)年に創業し、地域の方に愛されるお店をモットーに邁進してきました。「車検のコバック」に加盟し、車検台数で地域1番店となり、昨年に「新車市場」にも加盟したことで、新しいカーライフのご提案ができるようになりました。
しかし、ここへ至るまで紆余曲折がありました。元々は「誰のために仕事をしているのか」という、意識の希薄な状態からのスタート。スタッフ間での衝突や意見の食い違いから、離れていったベテランスタッフもいました。しかし、勉強会を続けることで自発的に考えて行動し、お客様目線の仕事ができるようになりました。結果、お客様満足につながり、たくさんの方に愛されるお店に成長しました。
私たちの勉強会はリーダーが毎月代わるので、スタッフのスキルアップにつながっています。
また、他社の事例から、自社に生かす方法をディスカッションし、意見をシェアして、改善の一歩につなげています。
今後も現状に満足せず、改革、お客様の満足、スタッフの豊かな心づくりを目指していきます。