導入企業の声

  • 会社の課題を自分事と 捉えられるように

    アートビルダー株式会社 
    中村和美

     当社は足場工事を主体として二〇〇六(平成18)年に創業しました。関東一円で、小規模修繕から大規模修繕まで多岐にわたり足場工事を請け負っています。
     共に学ぶ会を導入した当初はやる意味を見いだせず、日々の業務に追われ、継続することができませんでした。
     その後、新卒採用を行うことになり、理念を浸透させるために何が効果的かを考えるきっかけがありました。新入社員だけでなく、従業員にも理念が浸透する方法を模索しました。そのとき、共に学ぶ会が不可欠だと思い、再導入したのです。
     初めは自分の思いを文章にするのに戸惑い、発表することに恥ずかしさもありました。しかし、次第に自分の意見が受け入れてもらえることに喜びを感じ、お互いのことを知るきっかけにもなりました。今では堂々と活発な意見を発表することができています。会社の課題も自分事として捉えられるようにもなりました。
     今後も、理念の浸透やお客さまにとって必要とされる会社、人材の成長のために共に学ぶ会を開催していきたいと思います。

  • 経営理念を浸透させ、 方向性を合わせる大切な場

    株式会社サカエコーポレーション 
    望月隆弘

     当社は「心と体の美しさを提供する」という理念のもと、「日本一幸せが溢れるエステサロン」を目指して、静岡県でダイエット専門のエステサロン「ラ ピュール サカエ」を三店舗経営している会社です。
     共に学ぶ会は二〇一四(平成26)年にスタートしました。毎月、全員が顔を合わせることのできる、会議の後に行っています。共に学ぶ会では店舗や社歴にかかわらず、個人の考え方や思いを共有できるため、相互理解が高まり社内の一体感につながっています。
     また、自社用に変更した設問表を使用することで、自社の理念や方針に対して自問をする機会も増えております。
     最近では、最後にグループリーダーが発表する場をつくりました。そうすることで全員がより理念を確認し合い、会社と個人の進むべき方向性を合わせる場になりました。また、ファシリテーター役を設けて会の質が向上するように工夫をしています。

  • 共に学ぶ仲間がいるから 学び続けられる

    咲良商事株式会社 
    畠中康行

    当社は創業六年を迎える岡山県の不動産売買仲介業者です。六年でおよそ五〇〇件の不動産売買取引をお手伝いさせていただきました。社長以外は全員女性の四名で地域密着、誠実さを強みとしております。
    共に学ぶ会開催のきっかけは、同業種の株式会社丸通地建さんから誘っていただいたことです。同業種なので学んだ気づきを実際の業務に置き換えて、より具体的な行動につなげることができます。一人ひとりが自分の言葉で発表し、他の人の発表を聴き、困っている人に対して自分なりのアドバイスをしています。このような場の空気がモチベーションの向上につながっています。
    正直なところ、自社だけでの共に学ぶ会の導入には壁がありましたが、一緒に学ぶ仲間からの誘いがあったからこそ、今も継続して会を開催できていると思います。そうした仲間がいることに大変感謝しております。
    今後は私たちが一緒に学ぶ仲間を増やしていくことで、会社と地域の繁栄に貢献していきたいと思います。

  • 会社と個人の成長に つながる共に学ぶ会に

    株式会社アービンズ
    峰岡孝平

    当社はシステム開発、アプリ制作を手掛ける愛媛県のIT企業です。近年は自社製品の開発に力を入れており、自らが市場に必要とされるサービスを提供できるよう、日々試行錯誤を繰り返しています。
    共に学ぶ会を始めて約一〇年。全スタッフが参加しています。それだけでなく、今では飲食店、アパレル、税理士と多種多様な業界の方々と合同で開催するスタイルをとっています。
    参加者全員が同じ設問に回答し、ディスカッションすることで、考え方の幅が広がり、業界の枠を超えた発想やアイデアを共有することができるのが特徴です。社内だけではマンネリ化する部分も、異業種の方と合同開催することで、参加者の意欲も高まり、適切な緊張感を持って取り組むことができています。
    近年では新型コロナの影響を受け、ウェブ会議システムを利用した共に学ぶ会を開催しています。設問ごとにグループ分けを行うことで、従来の対面形式よりも、さまざまな意見を聞くことができ、好評です。
    今後もITを活用し、業界や地域を横断した合同開催を通じて、会社と個人の成長につながる共に学ぶ会を開催していきたいと思います。

  • 多様性が求められる会社の 意見の交換や共有の場として

    アサヒ産業株式会社 
    水戸 宏

     弊社は兵庫県明石市で、経営理念「食品加工機械のパイオニア」のもと、食品加工場のお困りごとを解決するために、日々働いています。  共に学ぶ会は、導入当初は幹部のみで開いていましたが、現在は社内で行っている四つの委員会の活動の中で開いております。  具体的な進め方は、各委員にお任せしていますが、最低限、決められた一つの設問に対してディスカッションするようにしています。  私が所属している会では、当日、初めて設問の記事を読む人もいます。しかし、必ず自分なりの答えを出しています。一人ひとりの答えに他の参加者も意見を出し合い、学びを深めるようにしています。  春から高卒の方二名と、夏には四名のベトナムの方の入社が決まっています。ますます多様性を求められる弊社にとって、社員の意見の交換や共有の場として、「共に学ぶ会」を運営できたらと考えています。

  • 人生一〇〇年を 生きるために

    株式会社遠藤製作所 
    遠藤裕之

     『理念と経営』を使った共に学ぶ会を始めて、一年が経ちます。「人生一〇〇年」といわれ始めて、会社を六五歳で退職しても残り三五年。その後の人生をどう過ごすのかということを考え、三五年ものんびり過ごすのはどうかと思いました。退職後はそれぞれ、「起業家、経営者になろう」ということで、『理念と経営』を利用して、共に学ぶ会を始めました。  共に学ぶ会では設問表に沿って、一つひとつ、全員が自由に意見を述べるようにし、お互いの主張を批判しないことをルールにしています。  いろいろな業種の方の経験がとても参考になる『理念と経営』。共に学ぶ会の成果が今の仕事上の問題にも生かすことができればと期待しています。一年やり続けたことで、少しずつですが、参加者には経営感覚が芽生え始めてきたことを感じています。普段の仕事においても会社方針に従い、目標に向かってリーダーシップを発揮して行動が出来てきました。実際に身に付けるにはまだまだ時間がかかります。共に学ぶ会を通じて根気よく学び続けたいと思います。

  • 一人ひとりの違いを 力にできる職場へ成長

    株式会社プロデュース 
    園川輝美

     私たちは認知症の方専門のデイサービス施設として、二〇一四(平成26)年に開設し、五年目を迎えました。二〇歳~七一歳までの幅広い年齢層が勤務している職場です。  専門知識だけでなく、それぞれが「何のためにここで働いているのか」という働く目的とこれまでの背景を知ること、そして私たちの職場が「何のために存在しているのか」「何を目指しているのか」を理念で示し、理念実現に向けて共に学び共に成長し、人間力を高め合うことを大切にしています。  一七(同29)年六月より、毎月のミーティングの際に「共に学ぶ会」を取り入れました。読書が苦手なスタッフが活字に慣れてきて、自分の考えを深め、それを人に伝えることができるようになり、そして人の考えを受け入れる力が高まったと感じています。それによって一人ひとりの違いを力に変えられる職場に成長しています。  これからもさらにその力をつけていき、環境を整えここで働いてみたいという会社を全員で創っていくために、「共に学ぶ会」を継続してまいります。

  • 理念が浸透し、互いを 尊重し合うように

    有限会社小山生花店
    小山淳一

     当社は新潟市で生花販売業を営んでおります。一九二三(大正12)年に創業し、今年で九七年目を迎えます。
     経営理念は「綺麗な花を通して多くの人達に『夢』や『感動』を与え続けます」です。この理念のもとお客様にいかに喜んでいただけるかを毎日考え、作成、配達をしております。
     共に学ぶ会を始めて、四年目になります。始めた頃はやり方もわからず、設問表の一問だけを題材にし、お互いの考えをただ発表し合っていただけでした。
     最近では、設問に対する考えが深まり、四行では書ききれなく、設問表の裏に書いている社員もいるくらいになりました。考える力がずいぶんついてきたのだと実感いたします。
     また、導入してよかった点は、経営理念が浸透し、考えの質や幅が広がり、お互いを認め、尊重し合うことができるようになったことです。
     これからも学ぶ会を定期的に開き、社員さんと共に多くの学びを深め、価値観を共有しお客様の喜びを第一に考え、「夢」や「感動」を全社一丸となってつくり上げていきたいと思っています。

  • 業界の常識に縛られない 柔軟さが身についた

    資産経営相談所株式会社
    高橋博章

     私たちは主に金融資産や不動産の活用や組み替えを通して、相続対策のコンサルティングを行う会社です。
     ビジネスに関する雑誌はたくさん読んできましたが、内容が大企業に偏っていて、実務には反映させにくいと考えていました。
     そんなときに先輩経営者からの紹介で出会ったのが『理念と経営』でした。初めて本書を手にしたとき、これは私たちの会社のために作られた本ではないかと錯覚するくらいの衝撃でした。
     共に学ぶ会は、始めて三年目になります。場所は自由な意見が出るよう、会社ではなく、環境を変えてカフェで行っています。
     魅力的な記事が多い中、特に企業事例研究を中心に、一時間の勉強会を開いております。勉強会では、記事から自社に取り入れられることはないかを、徹底的に討論しています。
     結果、業界固有の常識に縛られない、柔軟な行動が取れるように変化してきました。
     今後も顧客から支持され、仕事を通じて社会を良くするために、学び続けていきます。

  • お互いの考え方がわかり、 人間力がつく

    有限会社メディカルコミュニケーション
    船渡川 信幸

     当社は群馬県高崎市で接骨院、鍼灸院を経営している会社です。「健康、感動、幸せを全ての人に」という理念のもと、従業員一三名、三院を展開し、今年で二二年を迎えます。  個人院から始め、スタッフが増えていく中、これまでと同じ方法で、新人スタッフに教え、またベクトルを合わせていこうとしてもうまくいきませんでした。  そんなとき、ある研修を受講したところ、理念の大切さに気付き、勉強会を始めました。しかし、スタッフから「技術の時間を増やすべき」との意見が出て中止になりました。  その後、他院の先生から、共に学ぶ会のことを聞く機会があり、二年ほど前から再開しました。  私たちの業界は、「技術が全て」というような考えがありますが、それを使うのは人間で、その人の考え方しだいで結果が変わります。  スタッフから「お互いの考え方がわかり、人間力がつく勉強会になっている」との声が聞けたとき、諦めないで良かった、と感じました。  会を行っている第四水曜日が自己成長の時間になり、地域社会、会社、スタッフに喜んでもらえるようにこれからも継続していきたいと思います。

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