参加者の声
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メンバーが自社の立場に立って提案してくれる"実践型の勉強会"
河合 則克
私たちは、静岡県西部の天竜川東地区を中心に、私がリーダーを務める「エムプール〈経営哲学は無限に飛躍する〉」と、若手経営者育成の「四八会」の二班に分かれて「経営者の会」を行なっています。
「エムプール」の参加者は現在一一名ですが、一番の特長は、新商品の開発能力に優れている方が多いことです。さまざまな事例が掲載されている本誌の勉強会は、商品開発について論じ合ううえでの足掛かりになるので、本当に役立っています。
商品開発と販売戦略は別物ですので、「どこに販売すれば良いか」「そのためのプレゼンテーションはどのようにすればいいのか」といったことを、メンバーが自社の立場に立って考え提案してくれることがありがたく、時間が長くなってしまう欠点もありますが、毎月楽しみに出席していただいております。
欠席者には設問表をFAXしていただき、仕事の都合で参加できなくても意見を共有できるようにしています。経営に役立つ"実践型の勉強会"ですので、読者の方々の入会をお待ちしております。 -
討議が深まるほど、経営のアイデアやヒントが得られる
應武 勝幸
当支部は中国地区岡山ブロックに所属し、一方で岡山経営研究会の委員会組織のグループも兼ねているため、毎年メンバーの再編成があります。そのため、当初はお互いの職種さえ知らずに関わっているケースが多いのですが、徐々にコミュニケーションが図れてくると、経営の悩みを打ち明けられるような強い人間関係を築くことができ、それがこの会の醍醐味になっています。
メンバーが参加しやすいように年間スケジュールを決め、勉強会後の懇談会で深掘りすること、書記担当が議事録をつくり他の支部にもオープンにすることを徹底しています。
参加メンバーが主体的にこういった仕組みをつくり、毎月継続して実施することが、非常に重要なポイントだと感じています。
勉強会では、本誌や設問表を踏まえ気づいたことを発表し合い、その後、個々の課題についてディスカッションしています。時には、話が大きく脱線してしまうこともありますが、討議が深まるほど、自社の経営のアイデアやヒントが得られることを実感しています。 -
「危険予知能力」を養い、前へ前へと突き進め!
石橋 雅則
私たちは、岡山経営研究会の委員会メンバーです。毎月一回委員会活動と同時に開催しています。メンバーの参加目的はさまざまですが、いくつかの意見をご紹介いたします。
「記事を通して異業種からの学びや、討議会での他者意見による気づきがある」「異業種の経営者の意見が勉強になる」「経営者により、観点、切り口がまったく違う部分が参考になる」「考える力が身につく」「初心者なのですべてから刺激を受ける」「悩んでいることが記事になっていることが多い」「発信力や伝える力が養われる」「みんなで討議することで、物事を深く考える力がつく」などです。 一つのテーマを他の経営者と真剣に討議する機会は、滅多にありません。どのような職種であっても、目まぐるしく変化する時代にあり、前へ前へと突き進んでいかないと取り残されてしまいますが、そこにはいろいろな危険性も含まれています。
その危険予知能力を養うためにも、本誌の活用は必要不可欠なものだと確信いたします。 -
ますます議論が沸騰し、最後の設問まで辿り着かない
加沢 登
私たちの支部は、石川県白山市と金沢市に拠点をもつ七名の経営者が、毎月順番を決め、それぞれの会社に集まって勉強会を開催しています。設問表に沿って意見を論じ合うことはもちろんですが、参加メンバーが抱える実質的な経営課題をテーマに議論することが多いのが特徴です。
先日も、「社長の報酬額はどれくらいが適当であるか」という質問が出て、さまざまな意見が飛び交いました。経験豊富な経営者ばかりで、実にいろいろな観点から意見が飛び出し、違った視点から問題を捉えることができるので、その都度新しい発見があり、同時に過去の経験に裏打ちされたメンバーの貴重なアドバイスは、とても参考になります。
ややもすれば自分の考えに執着し、自由な発想に乏しくなっている頭が、この会の自由な雰囲気で揉み解されるような気がします。
最近では、ますます議論が沸騰し、最後の設問まで辿り着くことが少なくなりました。それぞれの経営に役立つならば、それでも良いのかなと思っております。 -
見えてなかったものが見えたり新しい発想が生まれたり......
港区羽生支部
羽生 卓私たちの支部は「センチュリー21」という不動産ネットワークの加盟店、及び関係会社の経営者が集まって開催しています。
もともとは加盟店の経営者の方々が経営課題を発表し合い、さまざまな意見交換をするだけでしたが、学びが深くなるにつれて、「理念」と「経営」とのバランスを考えるようになり、本誌を使って議論をするようになりました。
同業種ということで、経営課題の視点が偏りがちになるところですが、本誌に登場する経営者の方々の取り組み方や考え方を学ぶことによって、今まで見えてなかったものが見えてきたり、新しい発想が生まれてきたりしています。今では、その日に議論し合った内容から、一人ひとりが自社の経営に何をどのように活かしていくのか、どんな取り組みをしていくのかなど、具体的な行動目標をもち帰るようにしています。
東京、千葉、埼玉、神奈川など広域から参加される経営者の仲間との絆を大事にしつつ、お互いに切磋琢磨し成長できる学びの場として、更に発展させていきます。 -
同じ立場の方から意見を聞き経営幹部としての「志」を養う
熊本中央支部
井上 勉熊本経営研究会では各委員会にわかれ、委員会ごとの年間計画のなかで本誌を活用しての勉強会を開催したり、本年度は若手会員の皆様が中心となって経営計画書の作成発表をしたりするなど、積極的に会員企業様との交流をしています。
その中でも、若手経営幹部の皆さんを軸に、毎月一回、「理念と経営の若手勉強会」を開催しています。
この会では本誌を読み、設問表に答えを記入し、一つのテーマごとにディスカッションを基本に実施していますが、経営者様の成功事例や学びを共有するだけではありません。 経営幹部として、同じ立場にいる皆さんからの意見を聞き、自己の成長と自社の課題とを比較し照らし合わせながら、①学んだことに向き合い自らを動機づけること、②新たに芽生えた価値観を現場で実践することで、経営幹部としての「志」と知識を養っています。
皆さん、忙しい合間を縫って参加され熱心に学んでいますが、この取り組みの輪を、全国につなげていくことも大切ではないかと感じています。 -
"目からウロコ"の課題解決策が得られるのが、この会の醍醐味
大友 孝浩
私たちの支部では、「理念を深め、自社の発展と社員さんの幸福のために学ぶ」という目的をもって毎月開催しております。今月(7月)で早くも、五二回目となりました。
勉強会では、まずはじめに設問表に基づいて発表をした後に、リーダーを中心に全員でディスカッションを行ないます。お互いに意見を述べ合うことを通してメンバー全員の考えを共有し、自社に置き換えてどんどん深掘りしていくので、話は尽きることがありません。
そのなかで、仲間の課題解決策についても全員で真剣に考えていくのですが、まさに目からウロコが落ちるようなヒントを得られることが多々あります。これこそが、異業種の経営者の集まりである「経営者の会」の醍醐味だと思っております。メンバー全員が、本当に充実した時間を共有できております。 これからの目標は、この勉強会を継続しながら各自が成長し続け、さらに仲間をどんどん増やしていくことです。ひとまずは第一〇〇回の開催まで、張り切って学んでいきたいです。 -
回を重ねるごとに、「現状」より「将来」を話し合うようになった
南 竜市
私たちの支部では、「同世代の経営者仲間らが集まってスキルアップを図る」ことが開催の目的でしたが、参加メンバーには後継経営者が多く、必然的に事業継承の問題点や経営実務に関する、より具体的なディスカッションに時間を割くようになりました。
本誌に掲載されている企業の事例や、仲間からのアドバイス・問題提起など、「この方法はいいな」と思うことを参考に、自社で実践しています。「理念と経営・コーチング型カレンダー」を取り入れていることもその一つです。朝礼でカレンダーを活用し、社員さんとのコミュニケーションと情報の共有化に役立てています。
回を重ねるごとに、「現状」のことよりも、会社の「将来」を話し合うようになりました。掲載企業様へ伺って、ベンチマークにしている方もおられるようです。
また、「企業は人なり」と言われるように、社員さんに対する教育については、全員が興味・問題意識をもっているので、俄然、議論が白熱し、時間の経過を忘れて盛り上がっています。 -
異業種の方々のアドバイスを伺い、ぐっと視野が広がった
上野 弘行
私たちの支部は、和歌山県和歌山市において、美容室経営者および関係業者が集い、経営者の会を開催しています。 本誌に掲載されている、素晴らしい経営者の方々の取り組みについて論じ合い、経営に対する意識を高めたり、ときには参加メンバーが抱える経営課題に向き合って議論しています。同業種の強みを活かし、内容もより具体的です。社内勉強会も合同で開催するようになり、相乗効果で社員さんの意識も高まってきました。
しかしながら、同一業界のみの取り組みですので、同じような視点からの意見が多くなり、また営業時間の都合で開催する時刻も遅くなることから、新しい発想や、会の広がりをもつことができないのが悩みでした。
現在は他支部に参加させていただくようになり、そこで異業種の方々のいろいろな考え方やアドバイスを伺うことで、ぐっと視野が広がりました。共に学ぶ仲間として、温かく迎え入れていただいた皆さんに、本当に感謝しています。
今後も、さらに価値ある学びの場として深めてまいります。 -
ディスカッションの後は"青春の居酒屋"で情報交換
邑楽町支部
中村 毅私たちの支部は、昨夏、全国一の暑さを記録した群馬県館林市の隣にある邑楽郡邑楽町で開催しています。邑楽町に工場がある製造業の経営者が五名と、都合がつけばもう一名が参加しています。経営研究会の小礒安之さんの勧めで2009年(平21)から始まり、今年で五年目を迎えました。
毎月、設問表のなかで関心の高いテーマを三つ選び、一問を30分、計90分ぐらいのディスカッションを行ないます。その後は"青春の居酒屋"に様変わりし、情報交換や経営の悩みや課題について話しています。
「実際に体験してみる」ことを重視するのが私たちのポリシーで、たとえば、本誌の企業事例研究で「餃子の王将」が掲載された翌月には、餃子の王将で勉強会を開いたり、「南部美人」の掲載の翌月は、メンバーの吉田修二さんが、南部美人のお酒を差し入れてくださり、利き酒をしながら語り合いました。
これからも、学んだことを少しでも仕事に落とし込み、自分たちの成長と会社の成長につながる勉強会になるよう、発展させていきたいと考えています。