参加者の声
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各業界のプロ同士が専門知識を生かしてアドバイス
青山外苑支部
浅野 順彦“業界の常識にとらわれず、成功の法則を異業種から学ぶ会”として、二〇一〇年四月から毎月欠かすことなく開催しております。場所は東京・港区の表参道にある青山外苑会計事務所を中心に、最近では参加者の会社でも実施し、気づいたことをフィードバックし合っております。
参加者は、不動産業・美容業・IT関連業・士業(税理士・司法書士)などです。勉強会以外での合同レクリエーションもあり、学びの仲間としてとても深い関係を構築することができております。また、年に三回程度は近所で実施されている不動産業界の「センチュリー21勉強会」と合同勉強会を開催し、大きく盛り上がります。
私たちは各業界のプロフェッショナルですので、毎回、専門知識の学びはとても深いものがあり、仲間の悩みを全力で解決できるようアドバイスする実務型の勉強会にもなっております。この勉強会を通じて各社の理念達成に繋がるよう、今後も継続していきます。 -
この会がなければ「今の自社はなかった」と、胸を張って言える
石田支部
石田 昌彦私たちの支部は福山経営研究会の経営理念委員会のメンバーを中心に、毎月一回開催しています。
時間の都合ですべての設問を十分に討議することはなかなかできていませんが、他社の成功から学ぶという観点で、「掲載されている会社の成功要因は何なのか?」「自社に取り入れられるところはどこなのか?」といったことに着目して、討議を行なうように意識しています。
また討議の中では設問に対してだけでなく、自社の取り組みなどの近況報告や、経営の悩み相談に話題が及ぶこともあります。経験豊かな先輩経営者の皆様よりいただいたアドバイスや、教えていただいた事例などによって、これまでの悩みが解決できたり、自社の改善点が見つかった回数は数え切れません。この会がなければ今の自社はなかっただろうと私は胸を張って言うことができます。
これからも学び続けることによって各自が成長し続け、共に学ぶ仲間をどんどん増やしていきたいと思っております。 -
「必ず月一回」が動機づけとなり参加さえすれば仲間がいる
水谷支部
水谷 英二創刊時から八年間、新潟市内で毎月勉強会を重ねてきました。毎月一時間三〇分の勉強会は、レジュメを超えた感想が飛び交い、毎回白熱したひとときです。各記事のページが、ラインマーカーでカラフルになっているメンバーも少なくありません。勉強会が終わると近隣の居酒屋で、膝を交えて深堀会です。
勉強会への参加費用はゼロ。「理念と経営」を購読している方は、どなたでも参加できます。メンバーは現在登録で一五名、出席者は毎回八~一〇名、同じ新潟地域で、複数の支部が活動しており、毎月、市内どこの支部に出席しても構わないという仕組みもつくりました。なんでも「継続」することは難しいですから、どうすればこういう勉強会を継続できるか? まずは、「必ず月一回開催すること」です。月一回の勉強会があるから本誌を読む、そして勉強会に参加さえすれば仲間がいる、自分とは違う考え方を学べる。共に真剣に学べる仲間こそ、生涯の友人ではないでしょうか。 -
地域社会に役立つ企業を目指して「理念のもつ影響力」も実感
尼崎北支部
髙橋 健一郎私たちの支部は、尼崎青年会議所の卒業メンバーとその企業の幹部社員さんで構成されており、昨年の一二月に立ち上げて半年になりました。
青年会議所時代「明るい豊かな社会の実現」に向けて行動し、熱く語り合ってきたメンバーとして、それぞれの企業がいかに地域に役立つ企業になりうるか、という理念やビジョンを中心に語り合っています。
青年会議所を卒業して数年、飲み友達として付き合っていたメンバーでしたが、この会で経営観を語り合うことで、知り得なかった逆境や苦悩も共有することができ、今まで以上に絆も生まれ、経営者として刺激し合う場ともなっています。
また、幹部社員さんにも参加していただくことにより、中小企業にとっての理念のもつ影響力の強さに気づくことができ、実際に商品やサービスに表れるなど競争力の源泉となっていると実感しています。
今後も熱く深く語り合っていき、それぞれのビジョンや理念を基にさらに地域社会の役に立つ企業を目指していきます。 -
なぜそのように思うのか自社の何を変えた方が良いか
防府市経営者の会
松永 毅経営者の会に取り組み始めた時点では設問表どおりに進めていましたが、少しずつ疑問をもつようになりました。「ただ問題を解くためだけの勉強会ではいけない。皆さん(会員)の考え方が、具体的にどのように変化したのかを問うことが大事なのではないか」と。
役に立ったか、立たないか。なぜそのように思うのか。各自の経営に何が参考になったか。自社の何を変えた方が良いか......。
われわれのグループでは、司会者を順番制にし、進行は司会者に任せています。できれば設問表の中から、司会者なりの、その人が望んでいる考え方などを取り上げて問題提起するなど、司会者、回答者ともに成長できるような方法を求めて、試行錯誤の連続です。
二年ぐらいは戸惑いながらの開催でした。今も完全ではありませんが、次第に生き生きとした、緊張感のある日が増えてきたように思います。それは終了後の報告で感じられます。
もちろん、これがすべてとは思いませんが、「理念と経営」に基づき、今こうして勉強会が実りあるものになってきたのも、会員一人ひとりの努力以外の何ものでもありません。 -
仲間の成功を聴くたびに共に喜び、志を高めています
網走支部
篠原 肇私たちの支部は、網走市内の異業種経営者一二名で構成しています。二〇〇六(平成18)年三月から始まり、今年四月で九七回目を迎えました。八年以上続いていますが、マンネリになることはありません。誌面の内容が充実していく中で、われわれの議論もレベルが上がってきます。
会社の目的は、事業を通して顧客に価値を提供すること。そして、そのことが企業の社会貢献であり、利益は手段であること。また、社員品質(満足)を上げることで、商品・サービスが向上し、それが顧客満足・業績アップに繋がること。その原点は経営者の品質向上にあることなどを学びました。
勉強したからといって順風満帆にいくはずもなく、経営者として迷い・葛藤の連続ですが、そんなときこそ確固たる「理念」が必要です。ぶれない信念をもって新時代の商いを求め、競合の嵐を越え、ひたすらに突き進むのみです。
例会後は懇親会をもち、互いの夢・ビジョンを語り合い、悩みを共有しながら、人間性を磨き合っています。仲間の成功を聴くたびに共に喜び、さらに志を高めています。 -
メンバーは全員異業種。角度の違う意見や発想が、大変勉強になる
滋賀湖東支部
大橋 史和私たちの支部は、滋賀県東近江市を拠点に、月一回、経営者の会を開催しています。
東近江市は、琵琶湖の東側に位置しています。織田信長の安土城のふもとにあり、また、「三方良し経営」で有名な、近江商人の発祥の地でもあります。
メンバーは、幼馴染みや地元の先輩、後輩で構成されており、全員異業種です。意見や発言にはまったく遠慮はありません。異業種ゆえに全然角度の違う意見や発想が飛び交い、大変勉強になっています。皆さん、この会には喜んで参加していただいています。
メンバーのなかには老舗企業の経営者も多くおられ、勉強会の設問事項を考えることによって先祖の教えを思い出したり、より深く理解したりしています。
どんな意見にも遠慮がないものですから、時には白熱しすぎることもあります。でも、何時になろうがとことんやっています。
この勉強をしていると、「理念や経営の勉強には終わりはない」ことをつくづく感じます。これからも学び続け、「理念と経営」を深掘りしていきたいと考えています。 -
幅広い年齢層の経営者と触れ合うことで、多くの気づきが得られる
延岡支部
岸本 泰生私たちの支部は、宮崎県北部に位置する延岡市の経営者を中心にして、「社員さんに成長してもらうために、まずは経営者の私たちが学ぼう!」という趣旨のもと、毎回楽しく「経営者の会」を開催しています。
日ごろは、なかなか本音をぶつけ合う機会がないわれわれ経営者にとって、この勉強会のひと時ばかりは、胸襟を開き、ざっくばらんに経営の喜びや悩みを共有できる、かけがえのない時間です。
経営理念やミッションといった内省的考察と経営戦略や手法といった活動的考察の両面を学べて、われわれの社長力を間違いなく強化してくれています。
例えば、「理念と経営」に紹介されている企業の事例、とりわけ異業種の取り組みを、自らの経営体験とを照らし合わせて検証してみたり、事例を踏まえて戦略について語り合ったりと、さまざまな着想が得られ、刺激を受けています。
また幅広い年齢層の経営者と触れ合うことで多くの気づきが得られるのも、この勉強会のメリットです。
この会が宮崎県北部の企業を活性化し、地域を元気にしていくと信じて、これからも学んでまいります。 -
経営のヒントになることが多く「やっていてよかった」と......
大輝支部
大久保 輝私たちは毎月一回、月刊『理念と経営』を教材とし、経営者や経営幹部で集まって「経営者の会」を開催しています。
毎月送られてくる設問表に対して意見を述べ合うこと、つまり、自分の考え方をいったん整理して、アウトプットすることを通じて、さまざまなことを学んでいます。
また、異業種の方の意見を聞くことによって経営のヒントになることが多く、開催するたびに「やっていてよかった」という気持ちになります。
この勉強会を始めて約一年になりますが、当初に比べて、みなさんが会社の理念やビジョンについて深く考えるようになったのが大きな変化です。それに伴って、参加者全員の仕事に対する考え方も多面的になり、かつ深くなったと感じていますし、発表する内容の質も向上し、それに対するアドバイスもレベルアップしてきたことを実感しています。
今のメンバーは年齢も近く、お互いに遠慮なく意見が言える雰囲気で、本当の学ぶ仲間だと感じています。
これからも、まだまだメンバーを増やしていきたいと思っております。熊本市内および近郊の方は、ぜひ参加をお願いいたします。 -
“天は自ら助くる者を助く”の精神で「人間力」と「経営力」の向上を!
高橋支部
髙橋 明希自分の人生、会社の社員さんとその家族、お客様と地域社会の方々の豊かな人生を実現するために、そして経営者が誰よりも学び自らを高めるために、私たちの指針として月刊『理念と経営』を活用しております。メンバー全員が参加でき、かつ新しく加わる方々も参加しやすいように、毎月二回必ず開催しています。
本誌のファシリテーションCDを聴くことにより、設問表に事前に記入した考えが深まります。全員でCDを聴き、あらためて記事を読み、考えを発表し合うことで、人生観、人間観、仕事観を固め、新商品や新サービスを創造し、業績に結びつくという好循環が生まれています。この好循環が、明日への希望と挑戦への糧となり、未来を創るための実践につながっています。
経営者は「人間力」と「経営力」の向上が求められます。人間力だけでは、企業経営はできません。この人間力と経営力の両輪を回すべく、今後も勉強会を開催し、各社が日本を担う企業に発展するように努めて参ります。