参加者の声
-
経営者としての「器」を大きくすべく共に精進し続けています
MRB創心会 MRBホールディングス(神奈川県)
三浦 哲也神奈川・千葉で美容室を経営している経営者たちで、毎月第4木曜日と決めて、勉強させていただいております。私の師でもあり、〝戦友〟でもある松元一幸氏の紹介で仲間が集まったのが始まりで、「理念と経営」の勉強も、彼の紹介でスタートしました。学び続けてもう5年以上になります。より仲間同士の絆を深めていこうと、今ではMRBホールディングスとして法人化しました。
基本的には「経営者の会」の設問をベースにしていますが、時には脱線し、自社のビジョンや想いを熱く語るメンバーがいたり、家庭の話になることもあります。それだけ個々の考えが掘り下げられ、深いレベルでの学びになっております。
マンネリ感があるときには、読書会を入れるなど変化をもたせています。ますます経営者としての「器」を大きくすべく、共に精進し続けているメンバーで、社員さんがいる会社では、社員さんも本誌を使って学び、業界改革を目指し、共に成長し続けています。 -
世代を超え交流でき充実した意見交換会に
室蘭支部(北海道)
田仁 邦博私たちの支部では月に1度、午後7時より2時間程度の勉強会を開催しています。9月の勉強会は、経営者だけでなく社員さんも参加されました。30代~50代と世代の幅が広く経験の違いがある中で、分け隔てのない率直な意見交換ができました。
9月号の中からは、「社風改善」と「業績向上」の関係性について、根深い話からおもしろい話まで飛び出しました。和気藹々とした空気の中で、社員さんも積極的に意見を発表されました。
毎回設問を2つ用意して、1つの設問に対して1時間を見込んで進めていますが、今回は1つ目で予定を20分超過。いい話に熱が加わると、いつもこんな感じで時間が過ぎていくので、2つ目の設問についてはちょっと短め。それでも、短い時間を楽しむように、有効に使えるようにみんなが意見を出し合いました。
先輩経営者も社員さんも、次回への期待感がふくらむ充実した2時間を過ごしました。 -
真剣な経営談義から新たな商品を着想することも
泉北支部(大阪府)
原田 靖私たち泉北支部は、異業種の経営者・幹部が集まり、それぞれの会社や業界の課題を持ち寄って毎月、真剣な経営談義を繰り広げております。
「理念と経営」の設問からどんどん幅を広げた議論に発展していくことも多々あります。それが、業界のしがらみや固定観念から外れて新たな商品やサービスへの発想に繋がっていくこともあります。そのため、お互いの自由な発言を尊重しあっています。
毎回、メンバーの中から発表者を募って発表をとります。テーマは経営に関することであれば自由です。その発表に対して、仲間からの質問や意見をとる場を設けて、さらに内容を深めていきます。発表者からは「効果的に伝える手法を学べる」という声もいただいております。
今後はもっと勉強会に工夫を凝らしながら、より多くの経営者・幹部の方に参加していただけるような「学びの場」をつくっていければと思っています。 -
創刊以来、一度も休むことなく開催
埼玉ブロック
山之上 道廣埼玉ブロックでは、異業種の代表者・幹部・社員さんなど26名ほどが集まり、毎回の出席率は75%以上となっています。創刊以来、1度も休むことなく開催しており、「毎月の勉強会を楽しみにしています」と片道約1時間半かけて参加される方もいます。
【設問】
「辛くなったときに読んでください」(7月号)の中で、"経営者の方も、自分のことより従業員がどうすれば喜ぶかを考えると、会社はうまく回るようになります"とあります。あなたがこのように実践してうまくいった体験はありますか?
【回答】
●利益の二割を決算賞与として還元。
●誕生日に花束やケーキを贈る。さまざまな表彰制度がある。
●勉強会を実施し、情報の共有と発言の機会を設けている。
(まとめ)社員さんを大切にし、喜んで働いてもらうことが大事。それをやる気に繋げて、業績に結び付けることが経営者やリーダーの仕事である。
【設問】
「三位一体論」(同)を読み、キーエンス、ミヤザキ、真田ジャパンに共通する社長力としてどのようなものがあると思いますか?
【回答】
●社員さんや家族を幸せにしたい、世の中に貢献したいという大きなビジョンや志がある。
●独自の方法で付加価値や生産性を高め、業績を向上させている。
●働く人の誇りを大事にしている。
●徹底してやり続ける意志の力と継続力がある。
(まとめ)共通しているのは、どうしたらお客様のお役に立てるのか、どうしたら社員さんに喜んでもらえるのかを本気で考え、実践し、業績に繋げている。そして情熱と覚悟と考える力がある。
最後に、私たちが大切にしているポイントを紹介します。
①時間厳守(18時半開始、20時終了)、②予習していなくても参加(継続することと会に参加して学ぶことが大事)、③礼節の尊重(開始時と終了時の節度ある挨拶など)、④リーダーとしての伝え方(要点を捉えたわかりやすい話し方を訓練)─以上を踏まえ、学びを業績に繋げることを目的とした、和やかな雰囲気の中にも厳しさのある会です。 -
異業種の視点を活かし豊富な意見を交わしています
松江だんだん支部(島根県)
藤井 弘吉私たちの支部では月に1度、2時間程度の勉強会を、会社訪問と業務見学も兼ねて、メンバーの会社にて開催しています。参加者の出席しやすさを考慮し、開催する時間帯をその都度、昼と夜に変えて行なっています。「昼は出られるけど夜はダメ」「夜は出られるけど昼はダメ」などその時々の状況に合わせ、業種・業態によって参加者に偏りが出ないように、より多くの方に勉強会に参加していただけるよう工夫しています。
業種が違えば、捉え方・感じ方も違い、エンドユーザーも異なります。新たな気づきや、違った視点による多角的なアドバイスなど、実に豊富な意見が飛び交い、多くの学びを得ています。設問に対する答えを深く掘り下げていくため、最後まで行き着かないこともあります。
参加している皆さんが確立したビジョンをもち、真剣に向き合い、共に喜びあえる目標到達に向けてパワーが充満しています。業種を超えた、最高の勉強会だと実感しています。 -
自己の成長、三方良しの経営、人間に光を当てる経営へ
四国中央支部(愛媛県)
鈴木 誠一私たちの支部は、愛媛県四国中央市(紙の町)で、2011(平成23)年11月に発足いたしました。毎月1回、19時半から、薬局の待合室で開催しています。遠くは松山市や新居浜市からの参加者もいらっしゃいます。
メンバーの業種はさまざまですが、設問を1つか2つに絞って1人ひとりの考えをしっかり発表し合い、その考えを共に学ばせていただくことで、自己の成長や、三方良しの経営、ひいては、人間に光を当てる経営に、少しでも活かすことにつながっているのではないかと思っています。毎回、お集まりいただき、仲良く一緒に学ばせていただくことは、地域の発展に貢献していくうえでも、良い機会になっているものと感謝しております。
これからも、この輪(和)が広がり、学ぶ仲間が1人でも多く参加できるように努めて、「明るく楽しく」をモットーに、皆さんと共に学び続けてまいります。 -
社員さんも交えて活発な討議を展開
広島ブロック
伊東 由美子広島ブロックは、広島・広島西の2つのグループに分かれて毎月討議会を開催しています。
今回紹介するのは広島西の、6月の討議会の内容です。経営者だけでなく社員さんも多数参加され、活発な会となりました。【設問】
「巻頭対談」(6月号)で和佐見社長は、"この業界は、物的投資はするけれど人的投資が少ない"と話しています。あなたの会社では、どちらの投資の方が多いですか? また、今後増やしたい投資があれば自由に話し合ってください。【回答・意見】
●採用活動費用も人的投資になるのではないか。
●人的投資として、新卒採用を25年継続している。新人を教える役目の3年目の社員が育つことが、会社の成長に繋がっている。
●ミーティングの場で「理念と経営」を使用し、コミュニケーションの促進ツールとして使用している。ミーティングも人的投資の時間である。
●朝礼の時間も教育の場であり、人的投資の時間ではないか。
●物的投資としてIT(顧客管理システム、在庫管理など)に投資している。ITで情報を1つにまとめ、人は、よりクリエイティブな仕事をするように仕組みをつくっているところ。
●これからの経営は幹部が育たないと難しい。幹部を育てるための投資をしたい。
●研修会、勉強会を活発に行なっている。さらにコミュニケーションを高めるための投資をしていきたい。
●業務量が多すぎて人が疲弊するので、ITに積極投資して働く人の時間をつくろうとしている。働きやすい職場環境をつくれば、成果に近づくと思う。
●設備を使った事業なので物に対する投資が比較的多く、事業を成長させるにはそれが効果的。だが今後は、人にも投資していかなければならない。
●学べる環境、成長できる環境を整えることが経営者にとってこれからの投資だと思う。
討議後のグループ発表では、以前何回か社員さんと共に参加されたメンバーより「社内勉強会を開催することになりました」という、うれしい報告もいただきました。これからも1回1回、地道な活動を積み重ねてまいります。
-
若い仲間同士で毎回中身の濃い時間を共有
起業家勉強会東北支部
大戸 亮平私たちの支部は「起業家精神」を身につけるための研修を修了した仲間同士で、「学び続ける」ことを目的に、2年前にスタートしました。本来は月に1度勉強会を行なうところ、東北地方は縦長であるため「集まるのにも一苦労」ということもあり、東北支部では4半期に1回の開催です。
仙台や盛岡、福島など毎回違う場所で開催し、「理念と経営」の設問表を基に中身の濃い真剣な討議をしています。話す内容はお互いの会社の経営戦略や組織、人材育成、人生観など幅広く、若い仲間同士ということもあり、時間を忘れディスカッションを続けています。自社の現在抱えている課題や良い取り組みなどを共有したり、誰かが「海外での事業も面白そうだね」と言うと、実際に現地へ視察に行ったりと、活動範囲は多岐にわたります。
勉強会の中だけで終わるのではなく、勉強したものをどのように具体的に活かすのかということを常に考え、毎回中身の濃い時間を過ごしています。 -
地域の方々と共に健全な価値観を共有できる場
筑西支部
日向野 博私たちの支部はトランセンス株式会社(栃木県宇都宮市)の安齋社長より、「地域の方々と共に学ぶ場として開催するように」と声をかけていただき、茨城県筑西市周辺の企業を中心に2014(平成26)年に設立しました。株式会社榎戸製作所榎戸社長のご厚意で会議室を使用させていただき、月に1回、18時30分から20時まで開催しています。
現在の参加者は煎餅おかきの製造業者も多いことから、おやつも試作品などを持ち寄りながら、楽しいひとときを過ごしています。幅広い年齢層の経営者と触れ合い、他業種の悩み相談なども先輩経営者の方が気さくに応じてくださるため、多くの学びを得ています。
「健全な価値観を共有できる場」として、経営者として人としてどのような考え方をもつべきなのか、正せる場でもあると実感しています。
今後も本誌を通して健全な価値観をはぐくみ、学び続けていきます。 -
時には鋭い質問も……信頼関係ができている証しです
足立支部
─Q&A形式で、メンバーの皆さんに生の声をお聞きしました。
Q 支部の紹介をお願いします。
A 2007(平成19)年に設立し、東京都足立区内の会議室で毎月勉強会を開催しています。
Q 勉強会を通して、学んでいることや実感している変化を教えてください。
A 人の話を聞くときの姿勢が変わりました。以前はほかの人の発表中に「次に何を言おうか」と考えたりすることがありましたが、今は聞くときは相手の話にしっかり集中し、聞いたうえで自分の意見を言うようになりました。
Q 質問や意見交換を活発にしているようですね。
A 身近な仲間からもらう意見やアドバイスは実践的で、自社の問題を解決する糸口になっています。また、仲間の「質問力」も参考になります。時には鋭い質問が来て、「そこまで聞いてくるの?」と驚くこともあるくらいです。しかし、会社ではなかなか言えないようなことも話し合えるのは、支部の仲間同士の信頼関係ができているからこそだと思います。
Q そうした信頼関係を構築するために心がけたことは?
A それぞれの視点や考え方を否定せず、肯定的に受け止められるような雰囲気づくりをしてきました。また、人数が少ない時期もあったのですが、「必ずやる」と決めてキッチリ継続してきました。どうしたら皆が楽しみにして来てくれるだろう、と運営する能力は、この足立支部で勉強させてもらいました。
Q さらに生産性の高い勉強会にしていくための課題は?
A 設問表が記入できていないなど、準備不足のまま参加するケースが多いことです。勉強会の目的を明確にし、時間管理やリーダーへのサポート、それぞれの役割に意識を向けて、チームワークの強化を図っていく必要があります。学びへの情熱のスイッチが入る問いかけを常に行ないたいと考えています。
Q そのほか、特徴的な取り組みはありますか。
A 記事に小売業や飲食業が登場すると「よし、今度このお店に行ってみよう!」という提案が出て気軽に「ベンチマーク」に出かけています。昨年は牛たんの「ねぎし」、スーパーの「福島屋」、スカイツリー下にある「シネマッドカフェ」などに行きました。異業種のものの捉え方や視点が大変参考になります。記事で学ぶだけでなく、実際に足を運ぶことで、五感で経営のセンスを磨いています。