3名の選考委員会の先生方



最終選考に残られました20作品はどれも甲乙つけがたく、
中西 進先生、夏樹静子先生、山折哲雄先生の選考委員の方々も
苦渋の選択で優秀賞、最優秀賞をお決めになりました。

特別賞には小学生6年生の上田桂美さんが選ばれました。とても素直な表現に選考委員の先生方も感心をなさっていらっしゃいました。

優秀賞には鳥取から応募してくださいました、株式会社ちむらの大上美津枝様が選ばれました。

優秀賞には岐阜県恵那市の麗澤瑞浪中学高等学校教諭の谷渕篤孝様が選ばれました。

最優秀賞には長野県松本市から応募いただきました、株式会社コンフォールの泉山竜偉知様が選ばれました。
今回選ばれた皆さんにはご自身の作品をご自分で朗読いただきましたが、
心に響いてきました。これらの作品は「理念と経営」2009年1月号に
掲載されますので、ご期待下さい。
選考委員長の中西 進先生から「ありがとうのやさしさ」
というテーマでご講演をいただきました。

今日の中西先生の記念講演で感動したのは、
*私を超えた時ありがとうが生まれる
*ありがとうは大事だ。そのために負の体験を恐れてはならない
*人間は数奇な運命に操られている(隣合わせにあることを自覚する)
非常に深いお話で、二宮尊徳翁の推譲の精神の話が出ました。
*人間は誰もが、マイナスの体験と隣り合わせの中を生きていかなければならない。
*その時に人間の尊厳を守り、生き抜くための手段としてありがとうがいる
実に中西先生の、ありがとうの解釈は深いものです。
入賞された皆様との写真

「ありがとう」の言葉にはマイナスをプラスに変えるパワーがあります。
人を勇気づける力があります。どん底から這い上がる力を与えてくれます。
人の心を優しくする力があります。すべての人に勇気と希望を与えてくれる力があります。
どうぞ、この「ありがとう」の力をこの「理念と経営」を学ぶ仲間から発信して、
この混迷に悩む日本に力を与えていけたらどんなに素晴らしいことかと思いました。
公開選考会にご参加された皆様の声
昨日は多忙な中、「わざわざ参加してよかった。」本当にそのように感じました。お誘いに心からお礼申し上げます。心に残る感動ありがとう御座いました。
表彰者が順次発表しているときの田舞さんの顔は本当に嬉しそうでした。
「やってよかった。」と言う安堵の表情でした。
特に小学生の上田佳美さんが朗読中、前でお写真を取っていた時の横顔は、
お孫さんの学芸発表を応援しておられるような、これまでに拝見した事のない慈愛に
満ちたお姿でしたよ。また審査員の中西進先生、夏樹静子先生、山折哲雄先生方の、謙虚でやさしいお姿にも心打たれました。特に中西進先生が20名全員に全文を読んで表彰しておられる姿に感動しました。
最初のころ、数名終わったときに、私は時間も押しているし中西先生も大変だろうと思っていました。ところがノミネート者全員に対して、最後まで全文章を読まれて表彰されたとき途中で涙を禁じえませんでした。 このやさしさこそ「ありがとう」なのだ、と思いました。
中西進先生の演題であった「ありがとうのやさしさ」という言葉が腑に落ちました。
本当にありがとう御座いました。
昨日は「心に残る ありがとう」公開選考会と記念祝賀パーティに参加させていただきました。この日を迎えられるまでの日創研さんのご苦労は我々では計り知れないものがあると思います。本当に素晴らしい一日と様々な体験をありがとうございました。
とても厳粛な贈賞式の中、中西進先生より表彰状を手渡される山本さんの姿に感無量でした。そして、会場いっぱいに溢れる「ありがとう」の空気。「ありがとう」という言葉が、人の心を素直にし非常に心地よい空気を創り出すということを体験させていただきました。
この空気感が弊社の社員さんと、お客様とで作り出せたら最高の店になると思いました。
そして記念パーティでは、受賞者皆さんの作品の裏話などもお聞きし、改めて「簡単に生きている人なんていないな」と感じました。
皆さん、様々な事を乗り越えられ、体験され、そのたどり着いたところに「ありがとう」があるんですね。「ありがとう」という瞬間が訪れるためにはそれ以前に「ありがとう」にたどり着くまでの出来事がある。
しかし、その出来事が「ありがとう」になるか否かは全て自分の「心」によって決まる。そんなことを感じました。
中西先生の言葉が耳に残っています。
「ありがとうの先には命の愛しさがある」
改めて「ありがとう」という言葉が、命に対する尊厳の言葉だということを感じました。こんな風に、素直に、美しいことだけを考えられる一日。とても貴重な一日でした。
次は2009年1月21日(水)・22日(木)・23日(金)新春経営者セミナーで皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
受賞者の声
昨日は「心に残るありがとう」公開選考会、表彰式に出席させていただき ありがとうございました。夜行バスで朝5時30分に岐阜に到着しました。
皆さんの原稿を読ませていただき、感動の涙で何度ハンカチを濡らしたことか。
また皆さんのスピーチにもつい涙が流れて、それぞれの奥の深い人生があるのだと感じました。また中西先生のお話も心に響くもので、本当にすばらしいひと時を過ごすことができました。
このたび身にあまる賞をいただき、光栄に存じます。
吃音に悩まされ、きっかけとなったS先生を恨んできましたが、 きつい叱り方をしたS先生こそ感謝すべき人だと教えてもらったのは 実は私の生徒だったのです。
高校3年生の道徳の時間を担当していたとき、
「昨日のこの時間から今日のこの時間までの24時間にありがとう、といえる項目を39個書き出そう。38個でも40個でもダメです。ありがとうだから39(サンキュー)個です。」
そう言って書かせるのです。
高校生である生徒から多くを学ぶことが実に多いです。
ありがとう、の心を波及させていきたいと思います。
「理念と経営」の編集長様はじめ、皆様のご苦労を偲ぶとともにますますのご活躍をお祈りいたします。ありがとうございました。
受賞された高校の谷渕先生より