川井支部の皆様からの討議会のご報告です!!

川井支部の皆様からの討議会のご報告です!!


川井支部より討議会のご報告を頂きました!
ぜひ皆様もご覧くださいませ☆

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開催日時:平成26年6月16日(月) 19時~21時
参加人数:7名
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【設問1】「~百年企業~龍角散」成功要因は何ですか?

☆営業(ユーザー志向)とマーケティング(マーケット視点)から商品開発できる点

☆これまで市場として存在しない領域での商品開発をして、市場創造をした点→シェア85%超、オンリーワン商品

☆社員教育について:自ら結果を出すことで活性化→スパルタ方式のようだが、素晴らしい→スパルタは賛成できない、ブラック企業→パワハラではないと思う→外部からドンドン人材を入れ、年齢・性別・国籍を問わず人材登用→実力主義

☆お金を重視していない点→私財の投げ売ってでもやる→儲ける以前に、商品・サービスが人を救えるかどうかで経営判断

☆30歳台後半に入社し、一年間ぐらい現場周りをして、経営現状分析をし、選択と集中をして、「のど専門メーカーとして突き進め!」と号令を出した→素晴らしい先見性、決断力。経営のセンス(商才)がある卓越した経営者

☆そのときのオーナーが死力を尽くして、会社を若返らせる→社長の信念→親が40億円の借金を作ったのに、子供がそれを背負うことができるのは百年企業だからなのか?→この社長は借金なんて関係ない。人に喜んでもらうという理念に生きている→誰だって、借金は嫌だ→親に育ててもらった恩があるから、借金は背負うべきだ→恩と借金は別だ→長い歴史があるからこそ、苦難を乗り越えて企業を存続させることができるが、それはそのときのオーナーが頑張って若返らせる役目を持つべき。

【設問2・3】「ありがとう経営~三位一体論(P21~P27)」「オンリーワン経営(P50~P51)」他社との差別化と価格競争について

☆受注の事業だけれど、仕事の質を維持していくためには値引きはしない。違いはあまりよくわからない。

☆生徒手帳3000校を受注から納品まで3ヶ月という超ニッチ市場を受注している。他社が従注したら、値段が合わなかった。うちだからその単価でも利益が出せる。長年のノウハウがあるし、そのための人材の確保もしてきている。今後は受注元請会社に代わって、発注者へ直接アプローチしていくことを考えている。今後はこの仕事が衰退していく心配はある。→企業向けにはできないのか?

☆害虫駆除という受注の事業で、技術力や質は薬剤が進化したので差が無くなった。長年のテレビCMで知名度がある。価格競争に巻き込まれない工夫が必要。→社歴が長いことは倒産しない。施工の10年保証は倒産したら、無くなる。社歴が長いことや知名度があることは倒産しないイメージにつながるのでは?

☆飲食店ですが、自社の人財力が差別化の基盤→お客様はどんな点が良いと評価していますか?→それがわからないので、調べます。

☆建設業界なので、受注ですが、差別化はわからない。それはお客様が決めること。わからなくてもやっていける→御社は施工の品質が良いこととその品質に対して価格が安いことが良い点→うちよりも安い会社もある→その会社の品質は同じですか?→品質はろくなもんじゃない

☆不動産管理業で受注の事業です。だから、相場があるし、値切られます。それをしないためにも、コンサルティング能力を磨き、他社と差別化しています。今後はもっと人財力も含めて、差別化できるようにしたい。

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【所感】設問1・龍角散は意見がドンドン出てきて、討議が活発になされました。百年企業のような、継続できる体質は特異なものかもしれません。

それだけに、そういう体質を育んでいくよう経営努力をして、企業DNAを高めていくことが大切だと思いました。

また、設問2・差別化と設問3・価格競争では、経営している方が自社の良い点、差別化できている点を意外に認識していないものだと感じました。

わからなければ、その長所をどう伸ばしていくかを計画できないわけですから、経営資源の現状分析はとても大切なことだと言えます。

今月は少し出席者が少なかったですが、活発で有意義な討議会で、あっという間に時間が来てしまいました。

来月も貴重な意見を聞くことができると今からわくわくします。
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