北海道の旅

北海道の旅


北海道の旅

と書くと旅行記のような感じになってしまうが、
旅と言っても、「理念と経営」のための勉強会のためである。

4月16日札幌経営研究会、17日函館経営研究会、18日旭川経営研究会と
3日間連続で周らせて頂きました。 

今年は「月刊 理念と経営」が経営研究会の公式教材という形になり。
各経営研究会で「理念と経営」を活用した勉強会が行われるようになりました。
そこで、公式教材活用委員会が発足し、その委員長の真鍋さんと各地経営研究会に出向き、公式教材としての「理念と経営」の活用方法をお伝えをしています。

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真鍋さんは四国、松山でイタリアンレストランを経営している経営者で、
理念と経営、経営者の会の西四国地区会長をしていただいている方です。
会社ではアルバイトさんも交えて「理念と経営社内勉強会」を開催しておられ、
成果を出していらっしゃいます。

実際に活用しておられる実体験のお話が皆さんの共感を呼び、
解りやすく、楽しい勉強会でした。

特に社内勉強会の事例では実際に導入する際のご苦労や
社員さんを動機付けるための一工夫など、会員の皆様の大きなヒントになり、
自分の会社でもやれそうだと自信を持たれた方もいらっしゃいました。

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多くの人は「やりたいんだけど社員にどのように伝えよう?」
「強制的にやったほうがいいのだろうか?」
「希望者でやりたいけど、参加してくれるだろうか?」
と心配をし、踏み切れないでいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

まず大切なことは、経営者の思いをしっかり伝え、開催目的を明確に伝えることだと思います。そこで大事になってくるのが経営理念です。
経営理念を語り、こんな会社を創りたいんだ。人事理念を語り、こんな人材を育てたいんだ。その為にこの「理念と経営」を使った勉強会を開催したい。と伝えることにあります。

強制的にするか自主参加にするかはその組織の成熟度によります。
学ぶことに慣れていない、習慣化されていないところはある程度強制が必要です。既によく勉強会をしている、本は自費で購入させてレポートを書いたりさせているところは自主参加でいいでしょう。どちらにせよこちらからきっかけを作ってあげないと社員さんは動きません。
抵抗はあって当たり前です。勉強会に慣れているところはいるところで「またか。」という反応もあります。
だから開催目的を明確にもち経営者がブレない事です。

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社員さんの中には「本を読めない。」「漢字がわからない。」「勉強したくないからこの仕事に就いたんだ。」と様々な人がいます。
そうした人がいるところは本を読んであげることから始めています。
一年経てば立派に読めるようになってきたそうです。

真鍋さんは自社の事例を伝えながらこうした細かいところまでお話下さいました。やはりご自分でやっている方の話には説得力があり、解りやすいですね。

しかしながらどの会社も真鍋さんの会社と同じことをすれば上手くいくかというとそうではありません。また考えすぎて何も行動しなければ結果は生まれてきません。

社員さんに育ってもらいたいですか?
成長してもらいたいですか?
社員に幸せになってもらいたいですか?
この思いの強さが社内勉強会がうまくいくかいかないかを決定しています。
まずは「やってみなはれです。」

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実際のディスカッションでは皆さん楽しんでいました。
「勉強会」とつくから硬いイメージを持たれがちですが、
楽しい「しゃべり場」でいいんです。
そこからがスタートです。
大切なことは継続すること!
紙一枚の変化をやり続けることにあります。

北海道の皆さんありがとうございました。
地方経済の景気はどんどん悪くなってきています。
しかし、指を咥えて衰退していくのを眺めているわけにはいきません。
この苦境を乗り越えるために全社が一丸となる必要があります。
経営者だけが勉強してもダメです。
管理者だけ育ててもダメです。
社長力・管理力・現場力が一体となって仕事の質を変えない限り、
これからの企業の生き残りはありえません。
頑張って全員の力を集めていきましょう。

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