4月号読みどころ(4)
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4月号
        「企業事例研究 2」
中庭住宅株式会社 代表取締役社長 中庭 護
______________ P38~P45 _
 4月号企業事例研究の2社目は、
 中庭住宅株式会社様です。
 中庭住宅様は、
 年間100棟の実績を誇っています。
 しかも、
 住宅展示場来場者からの顧客が65%、
 35%が協力会社や元顧客からの紹介です。
 一般的に住宅メーカーは、
 広告宣伝と価格での訴求が多いですから、
 これは驚くべき実績です。
 香川県下でナンバーワンの着工数を誇る
 同社の成功要因とは何なのでしょうか?
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 ■ 「愚直一筋」    
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社長の名刺に刷り込まれた「愚直一筋」
中庭社長の想いは至ってシンプルです。
 「本物の家を提供し、いい仕事をし、
  お客様に喜んでもらう!」
 
 この想いを愚直に実践してきたことが、
 同社の最大の成功要因と言えるでしょう。
 本誌には、同社が採っている様々な手法が
 書かれています。
  協力会社まで参加する経営方針発表会、
  標準仕様の展示住宅、
  地盤保証システム、
  24時間365日対応のアフターサービス体制、
  経営理念の社内浸透法、
  クレーム共有の会議、
  環境問題への取り組み、など
 
 しかし、
 これらの手法は、安易に真似しようとしても
 真似ができないと思います。
 なぜなら、これらの根底には全て、
 中庭社長の哲学があるからです。
 その哲学の愚直な実践が、
 住宅保障機構の競争分析で
 総合評価「A」を連続して獲得し、
 西日本総合評価ナンバーワンの地位や、
 他社が真似できない技術力・サービス力の
 開発につながっているのです。 
 
 本誌から、
 経営手法の奥にある、
 中庭社長の想いを感じ取ってください。
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 ■ 中庭社長の志   
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 中庭社長の今を決定づけているのは、
 大阪の洋服店に縫子として働いていた時代に、
 洋服店の社長に言われ続けたこの言葉です。
 「過去の因を知らんと思えば現在の結果を見よ。
  将来の結果を思えば、今、何をしているか」
 この言葉で、
 10年後に良くなるには、
 今、努力すればいいと悟ります。
 
 それから中庭社長は、
 経営理念を具体的に噛み砕き、
 行動指針に落とし込み、
 それを全社員だけでなく、
 協力業者にも浸透させながら、
 「志」の経営を実践され、成功を収められました。
 
 そんな中庭社長の座右の銘は、
 柳生家の家訓です。
 単なる座右の銘ではなく、
 実践されてこられたことは、
 次の中庭社長の言葉が表しています。
  「年間に100棟建てるとして、
   その地鎮祭と引渡しに向かうだけでも
   200回以上になります。
   自分自身の目で確かめ、
   お客様と語らい、
   木造注文住宅を建てていくには、
   このくらいの規模が一番と考えています。
   大きくするより、
   適正規模で適正利潤が
   自分には合っています。」
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 理念経営をここまで追求している会社は、
 滅多にありません。
 経営理念が、
 自社の商品・サービス・人事・会議など、
 具体的な施策にまで落とし込まれています。
 この中庭住宅様の企業事例を参考にして、
 自社の施策が経営理念と一致しているかを
 振り返ってみてはいかがでしょうか?
きっと、たくさんの気づきがあるはずです。
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