4月号読みどころ(1)
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 4月号
      月刊「理念と経営」の読みどころ (1)
      
        『  松下幸之助翁を語る  』
      阪口 純久 様  VS  木野 親之 先生
____________________ P6~P13_
 
 4月号のゲストは、
 大阪ミナミの老舗料亭「大和屋」の
 女将である 阪口 純久(きく)さんです。
 『大和屋の座敷に招かれなければ一流とはいえない!』
 と言われたほど昭和の政財界の大物に愛された料亭です。
幸之助翁の知られざる一面を垣間見ることができます。
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 ■ 道を求めるとは?
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昭和の政財界の大物がこよなく愛した文化の殿堂「大和屋」
 
 そこに集うそうそうたる顔ぶれたるや、
 枚挙にいとまがありません。
 どの分野においても、
 道を求め、道を極めようとする方々には
 相通ずる部分があります。
その心を通い合わせた空間、それが「大和屋」なのです。
その女将である阪口純久さんの魅力とは何でしょうか?
大和屋にはどのような幸之助翁の姿があったのでしょうか?
幸之助翁は言いました。
「経営は総合芸術やで。魂を入れて美しく仕上げんとな!」
そして、女将の秘めたる熱い想い。
  芸者の地位向上!
  上方の芸能文化の伝承!
この大きな夢を持つ女将に幸之助翁は言います。
「ぎょうさん芸者こしらえんでよろしいで・・・」
 やはり 阪口純久さんの根底には、
 心から湧き上がる理念と、それを追い求める姿があり、
 幸之助翁はそこに共鳴し、響きあい、応え合ったのでしょう。
道を求める者にしか通じ合えない姿が垣間見れます。
戦時中の大和屋に援助の手を差し伸べる幸之助翁の心意気。
 幸之助翁のみならず、知遇を得た方々が
 お互いに何に惹かれ合い、求め合い、
 何に向かっていったのか、
 そんなことを更に探求したくなります。
 また、阪口純久さんとのエピソードは、
 人間・幸之助のほのぼのとした一面を垣間見ることもできます。
私は、13ページにある幸之助翁の問いに唸りました。
「自分ならば、この問いにどのように答えるだろうか?」と...
  「 ある男が無数の扉の中から
    一つの扉を開く権利を与えられる。
    それぞれの扉の向こうには、
    幸福や希望、罠や不幸が待つ。
さて、どれを選ぶか。
    選択の自由をもちながら、
    選ぶ理由が見つからず、
    男はもがき苦しむ。
自由のようで自由でない現実だ。
どう思うかね! 」
   
 皆さんはどう思いますか?
 そして、
 この後の言葉に、
 あくなき求道者「松下幸之助」の姿があります。
 4月号の連載対談を読んで、
 「人生の目的とは何か?」について話し合って下さい。
 経営者と経営幹部、現場の社員さんの間で
 「人生をどう生きるか?」について共有できていなければ、
 経営理念や経営ビジョンの共有もできません。
 ましてや、戦略が浸透するはずがありません。
 理念・ビジョンから戦略が始まります。
 今回の阪口純久様と木野親之先生の対談を、
 皆さんの会社のご発展に活かして頂きたいと思います。
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