前出産業株式会社

匠の技術で、最高の品質と信頼を。

会社名 前出産業株式会社
本社所在地 滋賀県近江八幡市上田町2188-18
業 種 電子部品の受託製造、
医療機器の製造、
金属セラミック等の加工、
および人材派遣業
代表者 前出 博幸
社員数 125名

経営理念


会社づくりは人づくり 人が育てば事業が育つ


事業の紹介


当社は大手企業の協力会社として、電子部品の受託製造をはじめ、医療機器の製造、金属やセラミック等の加工に加え、工場への人材派遣やラインの業務請負等の事業を行っています。手作業においても匠の技の技術の構築とその作業者の育成に力を注ぎ、「品質は工程で創りこむ」をモットーに、即日納品の短納期を追求、実現し、大手企業の協力会社として、信頼を勝ち得てきました。

「品質を最優先する」 ということを念頭に、物造りの基本要素である人、機械、材料、方法が最高の水準を保持できるよう、全社一丸となって、業務に取り組んでおります。検査においても、少量多品種化に対応するため、デジタルカメラでは認識できない不良を、顕微鏡を使用して人によるミクロン単位の官能検査を行っています。


導入の経緯


朝礼を各事業所で開催していましたが、徐々にマンネリを感じていました。朝礼が人財育成の場になったらもっとうれしいと思い、インターネットなどを使い朝礼で活用できる教材をさがしていました。というのも、仕事がはじまると現場に入り込んでしまう社員さんが多く、人材育成のための勉強会を開催することは難しい状況でした。そのような中でも、自分自身と向き合う時間・学習する時間が必要だと感じていたからです。
自分自身も「ありがとう」という言葉を大切にしていて、コスモ教育出版のHPを見ると、「ありがとう経営」を推進しているところにまず興味をもち、13の德目を購入したのがきっかけです。
実際に使ってみて、中身も良かったので使い続けていこうと思い、約10年継続して德目朝礼を開催しています。




効 果


最初の頃は、反対意見などもあり、前向きに德目への記入もできない社員も多く、今週の質問に対して、明確に答えられない者もいました。控えめというか、自分自身の意見をなかなか言えないということもあったのではないかと思います。焦らずに継続していくことで今では、「自分自身が改善
しないといけない」、という上を目指すような発言が増えてきたように感じます。社員の成長を感じ、感銘を受けることもあります。
また、製造にかかわる社員は、お客様目線で物事を見ることが少なかったですが、13の德目の今週の質問の中で、「お客様の立場だったらどうか?」という質問などもあり、顧客目線で物事を見られるようになってきたと感じています。

ありがとうの言葉の発表によって、日常的にも「ありがとう」という言葉が増えたと思います。それと同時に違う部署のメンバー同士でも挨拶が活発になり、朝から職場の雰囲気も良くなったように感じます。職場のコミュニケーションの活性化にもつながっているのではないかと思っています。
今日の德目としては、『前向き』を選ぶ社員が多くなってきています。前に進んでいこうという気持ちが高まっているように感じます。



自社ならではの取り組み>


手順的には、下記の順で開催しています。
・理念の唱和と発表
・ありがとう経営の冊子唱和(自社オリジナル)と発表
・德目朝礼

もともと、理念やありがとうについての冊子を唱和するだけだったのが、13の德目を導入したことで日頃の仕事に結び付けて、物事を考えられるようになったと感じています。