横田鋼業株式会社

アンカーを通し人と建物の基礎を支える

会社名 横田鋼業株式会社
本社所在地 香川県高松市西植田町120番地11
業 種 鉄工(建設)
代表者 横田 雅博
社員数 24名

事業の紹介


香川県を中心に、各種アンカー工事業を行っております。『アンカーを通し 人と建物の基礎を支える』の経営理念のもと、社員一丸となって仕事に取り組んでいます。
若い社員さんや技能実習生の社員さんも一緒に朝礼を行っていますので、とてもチームワークの良い会社です。


13の德目を始めた経緯


社長と社員全員が「考える力」、そしてその考えを「伝える力」、「学ぶ(ことを続ける)力」を徐々に自分のモノとして習得し、「人間力の成長」を目指すために、その促進や支えとなる一つの効果的な方法として德目朝礼を始めました。


自社ならではの取り組み


発声練習と、より積極的な発表を促すことを兼ね、朝礼の最初に挙手(「はい!」)の練習を組み入れています。外国人社員さんにも、日本語での德目記入や朝礼時の発表・司会に挑戦してもらい、日本語の勉強につなげるだけでなく、「仕事」「仲間」「お客様」についてや、そこに対する「効率」「承認」「感謝・喜び」等について、自分で考え学ぶ機会とその力を身に着けてもらっています。
・外国人社員さんが德目を記入する際、共に働く「上司・仲間」である日本人社員さんが日本語の添削や考え方のヒントを教える時間を各部独自にとっています。
・鉄工部(工場)、工事部(現場)、役員・事務(事務所)と全員が同時刻に揃うのが難しい環境ですが、部署ごとに時間をずらし、必ず毎日全員が、いずれかのタイミングで朝礼に参加出来るようにしています。
・社長を筆頭に幹部クラスの社員が、全社SNS(LINE)に記入した德目を毎日アップしています。記入の手本や全員への決意の表明、継続の大切さを身をもって示しています。
・同様に工事部の外国人社員さん(技能実習生)も德目記入後、パートナーの日本人社員さんが日本語や内容の添削をしてから全社SNS(ライン)にアップしています。彼ら(実習生)は現場勤務時、他社員さんとコミュニケーションが取れる機会が少ないですが、おかげで個人個人の状況や考え、頑張りについても皆が知ることができています。
・社内で德目朝礼大会を開いています。日々の朝礼のレベルアップを図るとともに大会に向けての練習や準備により社員同士の結束が強まっています。大会の運営を社員さんに任せることで発想力や予定の管理、準備の進め方等考える力も鍛えられます。


効果


・人前での発言が苦手だった社員さんが、しっかりと意見を発表出来るようになりました。
・赤面症がひどかった社員も改善されました。
・会議などでも自分の意見を考えたり述べたりするのが、大変苦手だった社員さんも少しずつ自分の言葉
で意見を出せるようになってきました。
・日本人社員はもちろん、外国人社員さんも、製品の精度や仕事の効率などについて更に具体的に考えるようになり、それが行動にも反映されるようになってきました。精度も高く効率的な作業でお客様にも今まで以上に喜ばれています。


13の德目朝礼では「今日の(昨日の)ありがとう」の項目を、毎日参加者全員が発表します。「職場の仲間へ、理由も添えて感謝を伝えること」をひとつのルールとしています。 2 年前から健全な社風・職場づくりを目的として、ルールを設けて続けるうちに、伝える内容も濃くなっていきました。時には嬉しさで涙を流す仲間もいます。

しっかりと感謝を伝え合う習慣は、お互いの心を開き、共に成長し、喜びあえる人間関係を築いています。また、月に 1 度の「理念と経営」の勉強会で、スタッフの思いや工夫を、フィッシュボーンで分りやすく貼り出します。これを朝礼にリンクさせる事でやるべき事が明確になり効率化に繋がっています。

8 年目を迎えた朝礼のおかげで理念はブレる事がなく、コミュニケーションも円滑になりました。私たちは13の德目朝礼を通して、相手を思いやり助け合う気持ちが溢れる、最強の【ONE TEAM】になりました。