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皆様、こんにちは。
月刊「理念と経営」お客様係です。

本日は、メールマガジンにてご紹介させて頂いている一部を
ブログでもご紹介させて頂きます。
本日は、企業事例研究の記事に関してです。

☐■☐■☐■☐■企業事例研究☐■☐■☐■☐■

☆「100パーセント下請け」からの脱却を

高校中退して、16歳で塗装業界に入り、2002年36歳で独立。

しかし会社を立ち上げるものの、ほとんどが工務店の新築
物件の塗装、つまり下請けでした。

最初はご多分にもれず元請けからの厳しいコストダウンの
要求に悩みます。受け入れなければ仕事を失うわけですから
たとえ厳しくとも、結局は受け入れざるを得ません。

当然、利益はほとんどでない……。
激しいコストダウン要請、価格競争に巻き込まれ、苦しい
状況が続いていました。

ところが2年目の2003年。転機が訪れます。

自動車保険の、インターネット見積もりの会社を起こした
中学の同級生がマザーズに上場。そこで30億の資本を調達
してあっという間に会社を大きくしたそうです。

当時は、インターネットがそこまで普及していません。
ホームページを出すのは大企業くらい、という時代です。

「インターネットって何だ?」

池田社長は、興味を持って半信半疑でホームページをつくり、
そこに“ペンキの塗り替えをやります”と出してみた。

すると……。

「いや、びっくりしました。直接一般のお客さんからネット
で100万、200万の塗り替えの注文がビュッと入る。タウン
ページに電話番号を載せていた時代には、考えられんこと
です。これはすごい時代に入ったと思いました」

衝撃の出来事を受けて「もう下請けはやめました」。

最初は勇気が必要だったものの、この機会をチャンスと捉え
全部一般の顧客からの直接注文に切り替えてしまったのです。

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☆とにかく顧客の喜ぶ顔が見たい

「でもやってみて、ネットは入り口だけだ、とわかりました。
お客さんは、実際に塗り替えを頼むとなれば、うちの店を
見に来て、説明も聞いて、見積もりも取ってそれから決断
します。そこは、これまでと同じなんです。ただ、相手が
工務店さんか、一般のお客さんかの違いだけです」

そして工務店の仕事から、直接一般の顧客に対応するために
「塗装をするなら麻布しかない」と思われる会社づくりを
目指そうと考えます。

・とにかく顧客の喜ぶ顔が見たい。
・それも単に満足するという程度ではなく、感動させたい。
・感動すれば「あそこに頼んでよかった」と言ってもらえる。
・何より仕事をした自分たちにも張り合いがでる。

そう考えた池田社長は、顧客からの感動を勝ち取るため
「ダントツの技術力」と誠実さを合言葉に、訓練施設を
つくって徹底的に技術力を磨き、顧客満足に徹しました。

何が何でも施主を感動させたい。

この強い情熱が社員のやる気を引き出し、さらには誠実な
努力がシビアな名古屋の消費者にも受け入れられるように
なります。
手づくりの親しみやすいホームページと相まって、ネット
受注によるペンキ塗り替えビジネスを軌道に乗せることに
成功したのです。

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☆自分のもつ技術で人に喜ばれる、この体験が自信に

池田社長は2010年に有志12人で「塗魂ペインターズ」を結成
しました。

塗装会社のボランティアで、被災地の仮設住宅や仮設店舗、
塗り替え予算のない学校や幼稚園、公共施設などから依頼
を受ければ自費でどこにでも出かけて行っては塗り替える
というものです。

これまで国内80カ所、海外4カ所のボランティアを実行し、
現在は、会員が130社にまで増えました。

根底にはあるのは「この業界で働く職人の意識を変えたい」
という思いです。

「この業界は、私自身高校中退であるように、どこかで躓
いてしまった人が多いんです。でも、どこかで俺だって
社会の役に立ちたい、価値がある人間だ、ということを
実感したい。そんな欲求がある。そういう隠れたという
か奥底の欲求を満たす部分が『塗魂ペインターズ』のボ
ランティア活動にあったから、どんどん参加者が増えた
のだと思います」

最初はボランティアに行って来い、と親方に言われて、嫌
々行っていた職人が、帰る頃にはスカッとした顔つきにな
るのだそうです。自分のもつ技術で人に喜ばれる、この体
験が自信に繋がり、塗装という職業の値打ちに気づくきっ
かけになるとのこと。

「実際に顔つきが変わっていく仲間を何百人も見ています」

前へ前へと突き進む池田社長の行動力と志。その熱い思いに
多くのひとが共感、共鳴し、じわじわとボランティアの輪が
広がり、さらにはこのボランティアでの経験が自社の経営の
ステップアップの大きな糧にもなっているようです。

現在は、豊田市、名古屋市、桑名市、可児市に支店を出して
これから5年以内に全国に支店を100店舗つくり、7年以内
に上場する、と社員には公言しているそうです。そのための
下準備もすでに完了しています。

思いがあれば、必ず道は拓ける。池田社長の話を伺っていて
改めて実感しました。
たくさんの気づきと示唆にあふれる事例です。
ぜひご覧ください。

【 続きは、4月号の誌面でご確認くださいませ 】

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