〝職人気質〟だった店長が職務への自信をつけるきっかけに

〝職人気質〟だった店長が職務への自信をつけるきっかけに


1924(大正13)年創業の江戸前寿司店である同社は、首都圏を中心に札幌、名古屋など合計29店舗を展開しています。人材育成の一環で、約7年前に社内勉強会を導入しました。

Q 社導入のきっかけを教えてください。
A お多くの経営誌があるなか、読みやすく良質な情報が満載の月刊「理念と経営」を活用し、健全な価値観を共有しようということで社内勉強会の導入を決めました。

Q 勉強会導入時の御社の課題には、どのようなものがありましたか?
A 読む・書く・考えるといった、学ぶことに抵抗感のある社員さんが店舗に多くいるという課題がありました。「俺たちは寿司職人だ、おいしい寿司を握ることが一番だ」という意識が強かったと思います。

Q 勉強会を導入したことで、会社にどんな変化がありましたか? それはいつごろですか?
A 大きな変化は、「学ぶ」ことの大切さが、本社をはじめ各店舗にも浸透し始めたことです。スタートから1、2年くらい経ってからです。

Q エピソードがあれば教えてください。
A 現場の店長から「『理念と経営』を読んでいてよかった!」という感想がありました。「どうして?」と聞くと、「出店している商業施設の店長会議で、思うように発表できるようになりました」という答えが返ってきました。つまり、経営用語を含め多くの良質な知識と情報を吸収したことにより、「店長」という職務への自信をつけたということだと思います。

Q 導入に成功した要因は、何だったと思いますか?
A 成功した要因として感じることは、店長・主任の勉強会では最後に設問表を回収し、その設問表に赤ペン先生を施した点にあると思います。また、本部の勉強会では、毎月の進行係が設問を1問に絞って発表し合うことで、参加者も勉強会出席に重い空気をもたずに取り組めています。

Q 月刊「理念と経営」のどんなところがいいと思いますか?
A われわれを含め中小企業や零細企業には、たくさんの職人(技術者)を雇用している企業も多いと思いますが、技術者の多くは固定観念が強い傾向があり、自分流の考えをなかなか変えることができない人が多いと思われます。そこに悩みをもつ経営者に、読みやすく良質な情報が満載の月刊「理念と経営」は適していると思います。
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株式会社玉寿司
宮田 雅之

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